あなたは2021年の上半期に流行っていたコトバや食べ物、ユーチューバーなどをどれくらい知っているだろうか? Z総研が流行に敏感な10代から20代前半のいわゆるZ世代を対象に今年流行ったモノやコトの10部門に対するアンケートを実施、ランキングを発表した。
家でワイワイ簡単に楽しめるあのパーティーメニューや、今やネットで高額販売され入手困難となっている程、大人気のあのお菓子がランクイン!そこで今回はそのランキングを紹介しつつ、今のトレンドの傾向と今後のトレンドについて考えてみよう。
そのルーツは30年前! 再ブームとなった古くて新しい流行語とは?
Z総研は6月にインターネット上で10代から20代前半の女性543名を対象にインターネット上で、2021年上半期のトレンド調査を行ない、その結果を「Z総研2021年上半期トレンドランキング」として発表した。コトバや食べ物・飲み物など全部で10部門に分けられるが、ここではそのうちのコトバと食べ物・飲み物の部門のランキングを紹介する。
まずは「流行ったコトバ」ランキング。第3位は2020年下半期で1位だった「ぴえん」がまたランクイン。LINEなどでも使いやすく、汎用性が高いことから息の長い流行語となっているようだ。
続いて第2位は、「アセアセ」。女子高生から絶大な人気を誇るインフルエンサー・中町綾が使ったことから広まった。こちらもSNSなどでよく見かける使いやすいコトバだ。
そして1位獲得したのは、「はにゃ?」だった。ユーチューバーとしても活躍するものまねタレントの丸山礼が美術部長キャラ「井上千晶」を演じる際に使い、広まったコトバ。
このコトバを聞いて、なんで今更?と思う人もいるかもしれない。世代によっては新しくも懐かしくもあるこのコトバ、なぜなら元はと言えば約30年以上前に流行ったコトバだからだ。NHKの幼児番組『おーい!はに丸』の主人公・はに丸の口癖で当時ブームとなったのだ。丸山がそれを掘り返し、再ブームの火付け役となったのだった。
さらに4位以下には、「さーせぇん」、「(おはよう)でやんす」、「(〜しか)勝たん」「(〜して)もろて」などが続く。
次に「流行った食べ物・飲み物ランキング」を紹介する。2020年はタピオカドリンクやバスクチーズケーキなどが流行していたが、今年はどんなものがランク入りしているのだろうか?
3位になったのは「おうちでペッパーライス」。飲食店チェーンの「ペッパーランチ」の人気メニュー「ペッパーライス」を家でホットプレートなどで再現したメニューが、SNSで話題となっていた。
続いて2位は韓国発のマカロン「トゥンカロン」。華やかで可愛らしい見た目が
インスタグラムなどで話題となり、2020年頃から若い世代を中心に人気を集め、専門店も続々とオープンしている。
そんなペッパーライス、トゥンカロンを抑えて1位となったのは、人気すぎて今や入手困難となっているお菓子「地球グミ」だ。正式名称は「トローリプラネットグミ」でドイツの菓子メーカー・メダラー社が販売している。2018年に韓国のユーチューバーが動画を投稿し、人気となったお菓子だ。品薄状態が続いているようだが「カルディ」や「ドンキホーテ」などで販売しているので、運よく見つけたら試してみてほしい。
ちなみに4位以下には「マリトッツォ」、「タピオカ」、「スタバの新作」などがランクインしていた。
以上、コトバと食べ物・飲み物のランキングを紹介した。やはり流行の元となっているのはTikTokやインスタグラムといったSNSや、ユーチューバーで、それらを中心に今後も新たなトレンドが生み出されていくのだろう。私たちサラリーマン世代には理解が及ばない文化は、今後もさらに広がっていきそうだ。
出典元:『Z世代が選ぶ2021上半期トレンドランキング』をZ総研が発表!【Z世代総合研究所】
※サムネイル画像(Image:nhk.or.jp)