アニメ化、映画化、ドラマ化など、昨今のマンガ作品は様々なメディアミックスが盛んに行われており、新たな情報が出るたびに作品のファンを喜ばせている（実写化は賛否両論あるかもしれないが…）そんな中、夏にメディア化されるマンガ作品の注目度ランキングが発表された。はたしてどんな人気作品がランクインしているのだろうか？
夏のメディア化作品の注目度ランキング発表！
“異世界転生もの”は現在の人気ジャンルだ
株式会社BookLiveは7月2日、総合電子書籍ストア「ブックライブ」上で実施した「2021年夏のメディア化作品注目度」アンケートの結果を発表。7～9月にメディアミックスされる作品を注目度でランキング化した。
3位となったのはアニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X」だ。人気の女性向けライトノベル「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」（通称：はめフラ）のアニメ化で、2020年4月に初めてアニメ化され、今回が第2期となる。乙女ゲーム内に登場する悪役令嬢に“転生”してしまった主人公があの手この手で破滅エンドを回避しながら、気づけば周囲に逆ハーレムができていくストーリーだ。
2位にはアニメ「転生したらスライムだった件」の第2期第2部がランクインしている。“異世界転生もの”のジャンルを代表する作品のひとつで、原作はライトノベルながらコミカライズ化作品も多く、本筋のストーリーだけでなくスピンオフ作品がバラエティ豊かなのもこの作品の特徴だ。また、アニメ第2期第1部が1～3月に、本編のスピンオフアニメが「転生したらスライムだった件 転スラ日記」が4～6月に放送されており、7月スタートの第2部と合わせて9ヶ月連続でシリーズ作品のアニメが放送されるという。
4位には「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」（ブックライブ調べ）
そして人気のアニメ作品を抑えて1位に輝いたのは、映画「かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～ ファイナル」だった。週刊ヤングジャンプの「かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～」を原作として、主演にKing & Princeの平野紫耀さんと女優の橋本環奈さんが主演を務めている実写作品だ。2019年9月に公開された第1作では観客動員数180万人を超えるほどの人気を博し、“実写化には厳しい”と言われがちな原作ファン・アニメファンをもうならせる出来栄えが話題となった。前作に満足したファンが多数いたからこそ、今回のランキングでも1位を獲得できたと言えるだろう。
またランキングの5位と6位には、TBS火曜ドラマ「プロミス・シンデレラ」とテレビ東京「にぶんのいち夫婦」と、ドラマ化作品がランクイン。比較的女性向けの色が強い2作品だが、あまり女性向けマンガを手に取らないサラリーマンでも映像化された作品であれば入りやすさも出てくるかもしれない。
近年はスマホで気軽にマンガが楽しめるマンガアプリも多数出てきている。今回ランキング上位となった作品を軽く読んでみて、少し気に入ったものがあればメディア化を追いかけてみるのも面白いだろう。
出典元：2021年 夏のメディア化作品 注目度ランキング【ブックライブ】