「次にアニメ化してほしい漫画作品」ランキングが発表された。ランクインした上位4作品はいずれも個人のツイッターやコミック配信サイトで発表された漫画であり、作品発表の場が広がりを感じられた。何年もアニメ化を熱望され続けている作品もあり、おもしろさは読者によるお墨付き。未読の人は、手に取ってみては?
2位はライトノベル原作、3位は草刈正雄主演でドラマ化
2021年も後半に差し掛かり、テレビでは新番組がスタートする時期となっている。そんな中、映像系エンタメサイト「ciatr(シアター)」編集部が「次にアニメ化してほしい漫画作品は?」という調査を全国10~60代の男女300名を対象に行いランキングを公表した(ciatr by 1Screen)。
3位にランクインしたのは桜井海さんの「おじさまと猫」。作者が自身のツイッター上に掲載したことから人気に火がつき、「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)とウェブコミック配信サイト「ガンガンpixiv」で連載されている。2021年1月には俳優の草刈正雄さん主演でドラマ化されており、草刈さん演じる“おじさま”こと神田冬樹と“猫”のふくまる(声:神木隆之介さん)のほのぼのしたストーリーが深夜帯の癒しとなっていた。
2位は日向夏さんのライトノベルが原作で、「月刊ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス)と「月刊サンデーGX」(小学館)の2誌でコミカライズされている「薬屋のひとりごと」だ。薬師として働く主人公が王宮で巻き起こる事件を解決していくミステリーファンタジーで、数年前からアニメ化希望の声が途切れることのない人気作となっている。
これらの人気作を抑えていま最もアニメ化を熱望される作品1位となったのが、遠藤達哉さんの「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」だ。コミック配信アプリ「少年ジャンプ+」(集英社)で連載中の作品で、東西の冷戦下を思わせるシリアスな舞台設定でありながら、スパイの夫と殺し屋の妻、超能力者の少女という利害の一致した3人が“普通の家族”を演じようと奮闘するホームコメディーとなっている。
上位3作品に加え、4位にランクインした「怪獣8号」(集英社)までがすべてオンライン発の作品となっているのは少し前には考えられなかったことかもしれない。作品発表の場が広がったことで、おもしろい作品が次々に発掘されるのは喜ぶべきことだろう。
ランキングに上がった漫画の中には何年もアニメ化を望まれ続けているものも多いので、近い将来に鮮やかなアニメーションになって見られる日が来ることを期待したい。未読の人は、原作で先取りしてみるのもいいかもしれない。
出典元:【300人に聞いた!】次にアニメ化してほしい漫画は?漫画アプリで人気の作品がランクイン【ciatr by 1Screen】
※サムネイル画像(Image:Amazonより引用)