台湾の人気観光地「九份」はオプショナルツアーだと5,000円前後かかるが、バスを利用すればわずか約748円(往復)で行けるのだ。ここでは、初心者でも安心して利用できる直行バスで九份に行く方法を紹介しよう。
初心者でも安心な直行バスなら激安!
(Image:ben bryant / Shutterstock.com)
台湾の人気観光地「九份」は市内から少し離れた山間にあるので、初心者はオプショナルツアー(5,000円前後)を利用することが多いだろう。しかし、オトナライフですでに紹介したように、「九份」へは電車を使えばもっと安く行くことができる。とはいえ、初台湾でいきなり電車を使うのは少々敷居が高い。そこで初心者におすすめしたいのが、豪華な直行高速リムジンバスを利用する方法である。九份までは電車+バスルートと同じように約90分かかるが、直行バスなので乗り換えなし。初心者でも確実に九份に行けるのがポイントだ。
まず、「九份」行バスはMRT板南線かMRT文湖線の「忠孝復興」駅にバス停がある。MRT板南線の場合は、地下鉄を降りてSOGOデパート(復興館)方面の2番出口から地上に出ると、すぐ近くに「基隆客運1062番バス」のバス停が見える。このバスは乗り換えなしで九份に直行する高速リムジンバスで、料金は片道101元(約374円・2018年11月現在)と激安! 予約も不要で、支払いにはもちろん台湾の交通ICカード「悠遊(イージー)カード」が利用できる。
MRT板南線「忠孝復興」駅で降りたら、「SOGO復興館」方面の出口2番から地上に出よう。すぐ横にあるバス停「H」が目的の1062番バス乗り場なので、初めてでも迷うことはない
MRT板南線の「忠孝復興」駅の「SOGO復興館」方面の出口2番を出たところ。忠孝復興駅には反対側に「SOGO忠孝館」もあるので出口を間違えないように!
基隆客運の「捷運忠孝復興駅」バス停「H」の様子。ここで九份直行「1062番」バスに乗れる。写真左側奥が2番出口。右側大通りの高架はMRT文湖線である
バスは10~20分間隔でやってくる。1062番バスは「(往)金瓜石」行なので「九份老街」バス停で下車する。下りるときは日本のバスと同じようにベルを押せばよい
豪華リクライニングシートでゆったり!
バスは途中で高速に乗るリムジンバス。豪華なリクライニングシートでゆったりできるほか、USBでのスマホ充電もできる
基隆客運1062番バスは10〜20分間隔で来るが、一応時刻表は確認しておこう(リンク参照)。このバスは高速リムジンバスなので、路線バスと違い豪華なリクライングシートになっており、電車よりゆったりできる。また、直行とはいえ途中で何度か停車するので、どうしてもトイレに行きたい人は途中下車することも可能だ。電車ルートで利用する「端芳(ルイファン)火車」駅などにも停車するぞ。
ちなみに、乗車時に混雑しているとき「九份」まで行く人には運転手から「國道客運座位證」カードが渡されることがある。これは、高速道路ではバスの立ち乗りがNGなので、座席数を確認するため。九份で降りる時にこのカードは必ず返却しよう。
なお、九份から帰るときはセブン-イレブンの先の坂を少し上ったバス停から同じ「1062番」バスで台北(忠孝復興)まで帰ることができるが、このときも運転手に行先を「台北」と告げるとこのカードが渡される。もし、1062番バスに乗って「端芳火車」駅で降りて電車で帰るときは、このカードを受け取ってはいけないので注意しよう。
約90分で「九份老街」に到着する。セブン-イレブンの右側アーケードが九份への入口だ。なお、帰りのバス停はセブンイレブンを通り過ぎて、坂道を少し上ったところにある
●基隆客運(1062番バス路線図・時刻表・運賃)は→こちら