任天堂が有機ELディスプレイを搭載した「Nintendo Switch(有機ELモデル)」を販売することを発表した。価格は37,980円(税込)で、現行機種より5,000円程度の値上がりとなる。
鮮やかな発色の有機ELディスプレイをウリとしているが、他にも従来型と異なる点が多数あり日本国内だけではなく海外でも様々な意見が飛び交っている。新有機ELモデルと従来型の詳しい違いは→こちらで。
すでに白黒デザインについてのミームなどもTwitterに投稿されているようだ。一部抜粋して紹介したい。
鮮やかな発色が可能となる有機ELディスプレイ。4Kは非対応に
初めに従来機との変更点を見ていこう。まずはディスプレイ。予測されていた通り、液晶を有機ELにしたことで、コントラストが高く鮮やかな色表現が可能となった。ただし、表示解像度は1280×720ピクセルと変わっていないので、過度な期待は禁物だ。また、画面の縁を細くしたことで、全体サイズは従来とほぼ同じだが画面サイズは5.5インチから7インチへと拡大。重量は約22g増加しているので、手に持った時に多少の違和感を覚えるかもしれない。
一方、期待されていた4Kについては非対応となった。これは価格競争を見据えての設定との意見も見られる。今回の新型はNintendo Switchのハイエンドモデルとの位置づけで、これと競合する据え置き型ゲーム機のハイエンド機は約55,500円。4K非対応とはいえ、17,500円の差はでかいと言わざるを得ない。仮に4Kに対応した場合、40,000円を超えるのは必至であり、演算処理を行うメインプロセッサーの調達が難しくなる。コストパフォーマンスや供給能力を考えての絶妙なスペックといえるかもしれない。
専用ドッグには有線LAN端子が装備されている。これに対し、「ええ……LANポート? 2021年に? マジ?」、「ちょっと待って、Bluetoothは前から要望があったんじゃないの?」などと揶揄する声が。スターウォーズのアナキンとパドメのミームにもなっているようだ。この機能は巣ごもり需要で増えたTVモードでの通信の安定性を高めるものだが、ユーザー自身の通信環境や、通信の遅れにシビアなゲームで遊ぶかそうでないかで、意見が分かれるところだろう。
筆者はパンダみたいで可愛いと思ったモノクロのカラーリングについても、ミーム化した反応が見られる。海外で親しまれているキャンディ・リコリスの写真を並べ、「リコリス・オールソートに似いてお腹が空く」とツイートされていたり、101匹わんちゃんに登場する悪女・クルエラの写真と共に「新しいSwitchに母を殺害された……」とツイートされていたりして、「確かに似ている……」などと感じてしまった。
通称「Pro」と呼ばれている新型を期待していたユーザーからは、がっかりした反応ばかりが目立つ。今回の新型の売れ行きは前途多難かもしれない。かくなる上は、Proのリリースが早くなることを期待するしかないだろう。
参考元:新型Nintendo Switch、海外の反応は? 早くもミーム化し遊ばれる事態に【Real Sound】
※サムネイル画像(Image:nintendo.co.jp)