便利な街、雰囲気の良い街、都会的な街、下町情緒あふれる街……首都圏には様々な表情を持つ街が存在するが、実際に住んで生活をするとなれば、あなたはどの街に住みたいだろうか。今回は、先日発表された「単身者が住みたい街ランキング2021」の上位5つの街について解説していく。
恵比寿と並んで3位にランクインしたのは意外なアノ街
アニメやサブカルチャーから伝統芸能まで幅広く楽しめるハレザ池袋。2019年から順次開業、2020年7月にグランドオープンした
調査を行ったのは、「ガーラマンションシリーズ」を展開する株式会社エフ・ジェー・ネクスト。首都圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)で一人暮らしをする未婚の20~30代 2,000人を対象にアンケートを実施した。
4位タイとなったのは、池袋と恵比寿。恵比寿については言わずもがな憧れの街であるが、その恵比寿が池袋と並んでいることに驚きを抱いた人も多いだろう。一昔前にマンガ・ドラマの舞台ともなった池袋西口公園など、少し前までは雑多な印象があった池袋だが、近年では再開発が進み一部を除いてすっかり品の良い街に。2020年夏には、ミュージカルや伝統芸能用の公演ホールを有する大型複合商業施設・ハレザ池袋がオープンし、ずいぶんと都会的な雰囲気になった。前年順位は9位であったことから、ここ最近で池袋のイメージがどれだけ改善されたかが分かる。
3位には神奈川県の誇り・横浜がランクイン。横浜を選んだ理由に「おしゃれ」、「街がきれい」、「雰囲気が好き」といった意見が並んでいることから、恐らくは横浜駅周辺というよりもみなとみらい駅周辺をイメージして選ばれたのだろう。鶴屋町をはじめとする横浜駅西口付近は相変わらずな一面もあるが、2020年6月にオープンした商業施設・ニュウマン横浜が少し好感度を押し上げてくれた印象だ。
2位にはとにかく便利な街・新宿がランクイン。5社の電車が乗り入れており、1日の平均乗降者数がギネス世界記録に認定されている新宿駅。商業施設や飲食店がひしめくこの街は、都会に憧れる身からすれば「ないものはない」といっても過言ではない。
そして堂々の1位に輝いたのは、住みたい街ランキング上位常連の吉祥寺。同ランキングでは2021年で4年連続のトップである。選んだ理由として「自然と街のバランスがいい」、「都心から適度に離れている」などが挙がっており、首都圏に暮らす人も、ある程度の落ち着きを求めていることがわかる。“都会じゃないけど、ちゃんと東京”そんな吉祥寺は、あらゆる人にとってちょうどいい街なのかもしれない。
出典元:首都圏 20・30代単身生活者アンケート 単身者が選んだ「住みたい街ランキング2021」【エフ・ジェー・ネクスト】
参照元:「単身者が住みたい街」ランキングTOP20! 1位は4年連続で「吉祥寺」【2021年調査結果】【ねとらぼ調査隊】