NHK教育テレビ、通称Eテレの「大好きだった番組ランキング」が発表された。朝や夕方に放送されている幼児から小学生向けの番組は「子どもの頃は毎日見ていた」という人も少なくなく、ランキング上位に多数ランクインしている。大人になってから見るとまた違ったおもしろさを発見できる奥深い番組が多いが、その中でもランキング1位に輝いたのは現在も放送が続いているあの長寿番組だった。
3位はティーン対象の長寿シリーズ
世界初の教育専門チャンネルとして長い歴史を持つNHK教育テレビ(Eテレ)の「大好きだった番組ランキング」がgooランキングで公開された。全世代に対して良質な教育コンテンツを制作しているEテレだが、その代表格とも言えるのが朝と夕方に放送されている乳幼児と小学生を対象にした「Eテレキッズ」枠だ。ランキングには夕方18:00以降に放送されるティーンズ枠も含め、多くの人が子ども時代に見ていた懐かしの番組がランクインした。
3位は、1993年から放送している「天才てれびくん」シリーズ。“天てれ”の愛称で親しまれ、現在放送中の「天才てれびくんhello,」が7シリーズ目となる長寿番組だ。「てれび戦士」と呼ばれる子役が活躍する番組で、ウエンツ瑛士や生田斗真、大沢あかねなども実は元てれび戦士であるなど、のちに有名になる役者やタレントも多く輩出している。
2位にランクインしたのは2001~2007年に放送されていた視聴者参加型の番組「天才ビットくん」だ。“天てれ”から派生した番組だが内容的なつながりはなく、“ビットランド”という世界を子どもたちのアイデアで発展させていくというあらすじだ。こちらも後継番組となる「ビットワールド」が今も放送されている。
1位はピタゴラ装置で有名なあの番組
そして栄えある1位に輝いたのは2002年から放送されている「ピタゴラスイッチ」だった。子どもにも身近な暮らしのなかのおもしろい考え方や不思議な法則を人形劇やアニメーションで表現。番組に登場する「ピタゴラ装置」を実際に作ってみたという人もいるのでは。大人のファンも多く、2013〜2018年には特別編となる「大人のピタゴラスイッチ」シリーズが放映された。
私たちが子どもだったころに大好きだった番組が、放送開始から20〜30年近く経ついまも長寿番組として次の世代の子どもたちを楽しませているとは感慨深い。長寿といえば乳幼児対象の「おかあさんといっしょ」なども挙げられるが、ランキング上位にあがった番組の年齢層はもう少し上である印象だ。受動的に見ていた番組より、小中学生のころに自分から見ていた番組に票が集まったのかもしれない。世代を超えて楽しめるおもしろい番組の数々、これからも長く続いてほしいものだ。
出典元:懐かしい!NHK教育(Eテレ)で大好きだった番組ランキング【gooランキング】
※サムネイル画像(Image:Wikipediaより引用)