「終わりよければすべてよし」とはよくいうが、すばらしい最終回を迎える漫画は全体を通してみても優れた作品であることが多い。絶大な人気を誇る少年漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」は、連載を継続するための条件が厳しいといわれており、ストーリー半ばで「打ち切り」を言い渡され「無理矢理終わらせたな……」と感じたことがある読者も多いだろう。また、人気絶頂にも関わらず何らかの事情で連載を終了する作品があれば、最初から最後まで最高なストーリーで展開できる作品もある。
今回、gooランキングが発表したのは「終わり方が最高だったジャンプ漫画ランキング」。あなたが思い浮かべた作品は何位に入っているだろうか、見ていこう。
3位は映画化も楽しみなスラムダンク。2位は暗殺教室がランクイン
まずは第3位から。なんと、今から25年前に連載を終えた「SLAM DUNK」がランクイン。井上雄彦によるバスケ漫画の金字塔ともいえる名作で、コミックスは全31巻。声をかけてきた女子生徒の一言で、未経験のバスケットボール部に入部した主人公・桜木花道の成長を描いた作品。リバウンド王となっていた花道が、王者・山王工業との試合で負傷した背中の痛みを抱え、コートに帰ってくるが……というシーンに、涙した人も多いはず。2021年1月には映画化も発表されており、その内容はクライマックスの山王戦なのではないかと予測している人も多いようだ。
続いて2位を獲得したのは「暗殺教室」。コミックスは全21巻。松井優征によるサスペンス要素のある学園漫画だ。中学校の教室に突然やってきた、謎の超生物が「君たちの担任になったので、卒業までに私を暗殺しなさい。できなければ地球を破壊する」と宣言。そんな無謀な条件を突き付けられた生徒たちは、その生物=殺せんせーの暗殺を試みるというストーリーだ。アニメ化の他、実写映画化もされており、今もなお多くのファンをとりこにし続けている作品だ。
気になる第1位は、人気絶頂のなかで最終回を迎えたあの作品!
気になる第1位は「鬼滅の刃」が勝ちとった。吾峠呼世晴による、鬼が存在する大正時代の日本が舞台の漫画だ。コミックスは全23巻。主人公である炭治郎の留守中に家族が鬼に襲われてしまい、唯一生き残った妹の禰豆子は鬼となってしまう。妹を人間に戻す方法を探すため、鬼を狩る組織・鬼殺隊に入隊し、クライマックスには鬼の始祖・鬼舞辻無惨との決戦を迎える。2020年まで連載されていた作品であり、人気絶頂のなかで最終回を迎えるという英断が話題となっていたのも記憶に新しい。
4位以下を見ていこう。4位「ハイキュー!!」、5位「銀魂」、6位「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、7位「NARUTO−ナルト−」、8位「黒子のバスケ」、9位「幽☆遊☆白書」、10位「約束のネバーランド」と続く。いずれもヒット作品ばかりで、上位に来るのも納得だ。
ヒット作ということはストーリーを無理矢理捻じ曲げることなく連載が続けられたということで、自然と最高の終わり方ができたのかもしれない。あなたの思い出の作品は何位にランクインしていただろうか。
出典元:終わり方が最高だったジャンプ漫画ランキング【gooランキング】
※サムネイル画像(Image:Amazonより引用)