アイドルの追っかけなんて、いい年して恥ずかしいと思っているそこのアナタ!つらい現代社会で生き抜き、オヤジになった今だからこそ楽しめる世界がここにはあります。
若いパワーをもらって明日への活力に
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平昌五輪で銅メダルを獲得し、一躍国民的人気者になったカーリング女子の熱狂ぶりは記憶に新しい。彼女たちの競技中の真剣な眼差し、また、合間に見せる笑顔にどれだけのオヤジが元気や勇気をもらったであろうか。彼女らのひたむきさ、明るさは、会社で怒られ、家族に疎まれ、社会の荒波に揉まれて荒み切った我々中年の心を癒してくれるオアシスだった。日の丸を背負って戦った日本代表とアイドルを一緒にするなと怒られそうではあるが、誤解を恐れずに一言で言ってしまえば、同じである。
どんなに辛くても笑顔を絶やさない姿がファンに元気を与えるという点。それはAKB48や乃木坂46、ももいろクローバーZといったメジャーなアイドルだろうが、地下アイドルと呼ばれるマイナーなアイドルだろうが、はたまた五輪代表だろうが差異はない。彼女らを応援しているだけで活力が漲り、老化を抑えられるのだ。そんなアイドルという存在を「俺はもうオッサンだから…」と引いて見てしまうのはいかがなものか。
中年オタのメリットとは
ここからは、なぜ中年でも楽しめるのかを説明していこう。まず、若いアイドルオタクだと、どうしても恋愛感情が付いて回るが、中年にはそんなものなど存在しない。まるで贔屓のプロ野球チームを応援するかの如く、無心で応援する。大げさに言ってしまえば、オヤジだからこそできる究極の愛のかたちである。ゆえに恋愛スキャンダルが出ても、「そりゃ年頃の娘さんだから恋の一つや二つ当たり前」もしくは、「あぁ、バレちゃったか…せめてバレないようにうまくやりなよ…」など成熟した大人の対応が出来るのだ。他にも、若い男のファンに交ざっているのでアイドル側から印象に残って憶えられやすい、若い部下や女子と共通の話題が出来る、使えるお金に余裕があるなど、メリットは枚挙に遑がない。さぁ、脂が乗りきり、お腹もベルトに乗りきった今だからこそ、アナタもアイドルを応援してみてはいかがだろうか?