もはや日本が誇る文化のひとつとも言えるアニメ作品。現在社会現象とも言えるレベルの人気を博している「鬼滅の刃」も、2019年にアニメ化されたことでその人気を一気に高めたことを覚えているアニメファンも多いことだろう。アニメ作品は現在も3カ月スパンで多くの新作アニメが登場している。当然、この夏にも7月頃にスタートした作品がファンを喜ばせているのだ。今回は、そんな夏アニメの人気ランキングをお伝えしていきたい。
2021年夏アニメ、もっとも継続視聴されている作品は?
動画配信の横断検索サービス「1Screen」を運営する株式会社vivianeは8月6日、7月に放送を開始した52作品を対象とする「7月終了時点で視聴を継続しているアニメ」のアンケート調査の結果を発表した。合わせて、1話放送時点での支持率ランキングとの比較も行っている。
5位となったのは16.0%を記録した「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X」だった。1話放送時の支持率では4位だったが、堅調に順位をキープしていると言っていいだろう。4位には「ひぐらしのなく頃に 卒」が20.0%で顔を出した。人気シリーズ「ひぐらしのなく頃に」の新作で、8月3日には放送前の内容が漏えいしたことに対しての力強い声明を発したことでも話題にとなった。先の読めない難解なストーリーが魅力のひとつでもあるだけに、“ネタバレ”でファンをガッカリさせてしまうことを嫌ったのだろう。
1位は転生したらスライムだった件!
トップ3では「小林さんちのメイドラゴンS」が21.5%で3位にランクイン。かわいいキャラクターたちと、かわいい作品の魅力を引き出すことに長けたアニメ制作会社・京都アニメーションの相乗効果で、1話時点の3位と同じ順位をキープした。「京アニの作品は応援したくなる」という、2019年の放火殺人事件からの一刻も早い完全復活を願う声も聞こえてきた。
2位には24.5%の「うらみちお兄さん」。1位とは0.5ポイント差で、あと一歩届かなかったが、1話時点の1位評価の期待を裏切ることなく走り続けていることにはファンも喜んでいることだろう。
そして第1位に輝いたのは「転生したらスライムだった件 第2期 第2部」(25.0%)となった。1月から放送されていた第2期 第1部からの続きでもあり、ストーリーが佳境に入ったところで1クール待たされたファンの期待にしっかりと応えた様子が伺える。1話放送時点での支持率はうらみちお兄さんに次ぐ2位だったが逆転した格好だ。
今クールでは2位のうらみちお兄さん以外は続編という格好となった。その点からも、初のアニメ化でファンの心をしっかりと掴んだうらみちお兄さんは非常にポテンシャルの高さを感じる。
これから最終回を迎える9月まで、この勢いで走り切ることができるだろうか。各作品の注目度にも今後も期待していきたい。
出典元:【200人に聞いた】2021年夏アニメはどれが面白いの??1話放送時点からの人気推移を発表【1Screen】
※サムネイル画像(Image:Amazonより引用)