「ユーキャン 新語・流行語大賞2020」のTOP10入りを成し遂げたドラマ、「愛の不時着」に代表される、第4次韓流ブーム。2021年夏には、2015年に韓国で放送されたドラマ「彼女はキレイだった」が日本でリメイクされて話題となった。
今回は動画配信の横断検索サービス「1Screen」が韓流ドラマ好き400名を対象に行った、「日本でリメイクしてほしい韓国ドラマは?」の調査による「リメイクしてほしい韓ドラ」TOP10をご紹介しよう。
まずは10位~4位。韓流ドラマの新旧の名作が顔をそろえた結果に
10位は「スタートアップ」「ピノキオ」「私の名前はキム・サムスン」の3本が同率。キム・サムスンは、愛の不時着のヒョンビンが一躍スターとなるきっかけになった作品だ。どこにでもいそうな女性が主人公で、一見どう見ても勝ち目のないヒロイン然としたライバルとヒョンビンを取り合う構図にグイグイ引き込まれる、ラブコメの名作だ。9位は「キルミーヒールミー」。愛の不時着と共に話題となった「梨泰院クラス」のパク・ソジュンが出演している。8位は「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」。若手スターのチョン・ヘインが最高の年下彼氏を演じ、ヒロインは愛の不時着のソン・イェジン。これは日本でリメイクしても違和感なくいけそうだ。
一方、日本でリメイクするのにやや危機感を持つのが7位の「星から来たあなた」。まずキム・スヒョン演じる主人公が宇宙人という設定。この時点でもう危険な匂いがする。ドラマ自体はとても面白く韓流ラブコメドラマ界の超名作といえるが、これが日本のドラマになると大コケしないか不安が残る。
6位は「わかっていても」。2021年8月に韓国での放映を終えたばかりの新作がここにランクイン!5位は「コーヒープリンス1号店」。話題作「トッケビ」主演のコン・ユがスター街道を走ることになったきっかけの作品だ。
そしてなんと意外にも4位「愛の不時着」。TOP3入りを逃した理由は、思わぬ事故で韓国の令嬢が北朝鮮へ不時着してしまう…というそもそもの設定が、日本だとリメイクし辛いためではないだろうか。
続いてTOP3をみてみよう。
3位は「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」。不滅の命を与えられてしまった“トッケビ”が転生を繰り返して、トッケビの花嫁を探す…というファンタジー設定のドラマだ。2016年~2017年にかけて放送され、愛の不時着や梨泰院クラスの前に、韓流ドラマ好きの間では、密かにブームとなったドラマであるが、韓流独特のファンタジー設定が日本だとどうなるか。
2位は「梨泰院クラス」。一躍大スターとなったパク・ソジュンの出世作で、「内容が『半沢直樹』を彷彿とさせ、日本人受けが良さそうだと感じたから。原作の漫画も日本語訳バージョン(舞台は六本木)があり、違和感なく読めた。」(20代)や「背景設定を日本に変えても違和感が少なく、主人公含め各キャラクターを日本人俳優が演じたものも観てみたいから。」(40代)という声が並び、ラブコメ“じゃない方の”韓流ドラマのリメイクに期待を寄せる人が多かった。
そして第1位は「キム秘書はいったい、なぜ?」。こちらも梨泰院クラスのパク・ソジュンが主演だ。「現代もので日本でもありえる設定のオフィスラブコメだから。ドラマに出てくる服も参考にしたい」(30代)や、「キュンキュンなシーンとコメディが混ざっているのがとても面白いから。またお金持ちと貧乏人という釣り合わない2人が結ばれていくストーリーは、日本でも韓国でも流行った『花より男子』などに似ているから。」(20代)という声も。
韓流ドラマにはトンデモ設定やファンタジーものでも、なぜか違和感なくハマってしまう不思議な魅力があるが、“日本でのリメイク”となると、やっぱり王道ラブコメがいろんな意味で安心、なのかもしれない。
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※サムネイル画像(Image:Amazonより引用)