都内からのアクセス、まちの雰囲気、施設の充実度……。あなたは新居の最寄り駅を選ぶ際、どのようなポイントを重要視しているだろうか。住宅・不動産専門サイト「オウチーノ」を運営する株式会社オウチーノが2021年1月から7月のサイトへのアクセス数をもとに「首都圏（東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県）の人気駅ランキング」を発表した。コロナ禍で郊外への引っ越しを検討する人が増えているが、実際に家探しをしている人から人気のある駅はどこなのだろう。今回トップ3位に選ばれた首都圏の人気駅を紹介する。
コロナ禍で人気が高まる郊外エリア
あの一件以来まったく人気がなくなったムサコこと武蔵小杉駅。電車の便は最高なのだが、、、昨年からランキングにも入ってない
コロナ禍でおうち時間が増え、もっと広くて快適な家に住みたいという人や、リモートワークの普及により通勤時間が減った人など、郊外への引っ越しを検討している人も少なくないだろう。首都圏の人気駅ランキングでも、埼玉県や神奈川県など郊外エリアの駅が多数ランクインした。
10位から4位までは、10位「新百合ヶ丘駅」（神奈川県）、9位「北千住駅」（東京都）、8位「大泉学園駅」（東京都）、7位「大船駅」（神奈川県）、6位「横浜駅」（神奈川県）、5位「大宮駅」（埼玉県）、4位「たまプラーザ駅」（神奈川県）という顔ぶれに。では、さっそく気になる3位から1位を見ていこう。
3位には、埼玉県さいたま市にある「浦和駅」が選ばれた。埼玉県でありながら、京浜東北線、東北本線、宇都宮線・高崎線といったJR線が通っており、都内の新宿駅・東京駅ともに30分未満とアクセスも抜群。さらに、アトレやパルコ、伊勢丹など、商業施設が豊富なため、近場でショッピングを楽しむことができるのも気軽に遠出ができないこのご時世にはうれしいポイントだろう。
今年のランキングでは、昨年4位の吉祥寺駅や7位の荻窪駅は圏外に（オウチーノ調べ）
続いて2位に選ばれたのは、千葉県流山市に位置する「流山おおたかの森駅」。昨年の3位から1つ順位を上げてランクインした。首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス、東武野田線が乗り入れ、秋葉原までは乗り換えなしで約30分とアクセスも良好。不動産サイト「CHINTAI」によると1Kの相場は3.5万円と、家賃がリーズナブルなのも人気の理由の1つだろう。スーパーや薬局、公共施設も充実しており、家族連れからも多くの支持を集めている。
そして昨年に続き1位には、神奈川県藤沢市の「辻堂駅」が選ばれた。JR東海道本線や湘南新宿ライン、上野東京ラインなどが通る辻堂駅。東京駅・渋谷駅といった都内の主要駅へ乗り換えなしで通勤もできる。湘南エリアを連想させるおしゃれなカフェをはじめ、昔ながらの喫茶店や子どもが思いっきり遊べる公園など、田舎と都会を兼ね備えたバランスの良さが好評だ。
週に数回の通勤や完全リモートワークを実施している企業に勤めている人にとって、アクセス以外も重要なポイントとなる駅選び。施設の充実度やまちの雰囲気など、首都圏の人気駅ランキングを参考にしてみては。
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※サムネイル画像（Image:Osugi / Shutterstock.com）