みんな大好き「Yahoo!知恵袋」が、新たな進化を遂げたことが判明した。なんとブラウザ版の知恵袋にヤフーが独自に開発したAIが導入され、「これ回答できるんじゃない?」とおすすめの質問を表示してくれる機能が追加されたというのだ。もし本当に回答しやすい質問が多数並ぶとしたら、質問者は知りたいことが知れて満足。回答者も人の役に立てて満足。知恵袋もサービスが盛り上がって満足。という“三方良し”な機能なのかもしれない。
その中で筆者は、“とあるカテゴリー”でのAIのおすすめ性能を期待したいのだ。
Yahoo!知恵袋、AIによる質問のレコメンド機能を公開
ヤフーは8月23日、「Yahoo!知恵袋、ヤフーが独自に開発したAIを導入し、サービストップページに回答者にマッチした質問を掲出」と題したリリースを発表。閲覧履歴をもとにそのユーザーが回答できそうな質問をピックアップし表示させる機能「おすすめ回答機能」の提供を開始したことを明らかにした。
Yahoo!知恵袋といえば、国内最大級の知恵共有サービス。マナーのような一般教養からコンピュータテクノロジーのような専門性の高い質問、子育てや恋愛といったパーソナルな悩み、果ては時事ネタに関する質問まで多種多様な質問が存在している。
現在の知恵袋では「新規で投稿された質問に対し、回答がつかない状態で7日間が経過すると、自動的に質問が取り消される仕様を採用しています」と説明されている。一般人では回答できないような、けれど質問者にとっては切実に回答を知りたい、といった質問が埋もれて消えていくことを防ぐうえでは非常に有効な対策と言えるだろう。
しかしここで筆者が注目したいのは、誠実な回答を求めている質問よりも面白おかしい珍解答を求めるタイプの質問だ。ネット上でもたびたび知恵袋で生まれた珍解答や珍質問が話題となるのだが、実は知恵袋側も「好きなだけボケていいよ」という「大喜利」カテゴリーを設けているのだ。
筆者が同カテゴリーを見たタイミングでも、「便所でプロポーズするときの面白い仕方を考えてください」「『物凄く怠惰なムーミン』を教えてください」など、「IPPONグランプリ」(フジテレビ系)などを彷彿とさせる、もはや質問でなく“お題”が多数並んでいた。
この「大喜利」カテゴリーに入り浸っていたら、AIが「キミ、このタイプのお題好きでしょ。会心のボケかましちゃいなよ」とレコメンドしてくれるのだろうか。もしもそんな“お笑い通”なAIが生まれたのだとしたら、ちょっと使ってみたい気がしないでもない。
参照元:Yahoo!知恵袋、ヤフーが独自に開発したAIを導入し、サービストップページに回答者にマッチした質問を掲出【Yahoo! JAPAN】