テレワークを導入する企業が増え、在宅時間が増えたサラリーマンは多い。テレワークは通勤時間が省け、ラッシュに揉まれるといったストレスがなくなるというメリットがある一方で、生活習慣が乱れやすく、運動不足に陥ってしまう人もいるようだ。今回、LASSICが運営する、「場所に依存しない働き方」を推進・支援する情報を発信するWebメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」が、テレワーカーの「運動不足解消法」に関するアンケート調査を実施したので、その結果を紹介しよう。
運動不足が続くと自律神経の働きが抑制され、ストレスを感じやすくなるように
元々、デスクワークが中心という人は、テレワークもオフィスワークも、運動量はほとんど変わらないと思うだろう。しかし、通勤時には歩いたり階段を上ったりしているし、勤務中も会議室へ移動したり、ランチに出掛けたりしている。オフィスワークとはいえ、意外と体を動かしているものなのだ。
そこでテレワーカーたちは、運動不足をどう解消しているのか、テレリモ総研が全国20歳〜65歳の男女1,077名を対象に調査を実施。男性の結果をランキング形式で紹介しよう。
5位は「ジム通い(6.66%)」。現状は制約がありそうだが、専門の施設に行って体を鍛えることが習慣化されていれば運動不足とは無縁だろう。ちなみに「スイミング」は、4.30%だった。
続く4位は「サイクリング(12.37%)」で、3位は「ランニング(19.53%)」。三密になりにくい屋外でできるうえ、景色の変化を楽しめるのはテレワーク時の気分転換にもってこいだ。
2位は、近年ブームの「自宅での筋トレ(25.09%)」がランクイン。YouTubeをはじめとする動画投稿サイトには、難易度別、体のパーツ別、集合住宅に配慮したものなどがアップされており、状況やニーズに合わせてトレーニングできる点が人気のようだ。
そして、1位を獲得したのは、お金がかからず、無理なくできる「散歩(47.31%)」。回答者の声には「近所のスーパーやドラッグストアなどに買い物に行く際、少し遠回りしてみる」「最寄りのバス停よりも一つ前で降りてみる」などがあった。ちょっとした工夫でも日々の積み重ねが大事だということだ。
そのほか、「エレベーターを使わない」(4.66%)、トレーニングゲーム「リングフィットアドベンチャー」(4.12%)など個性的な回答も一定の支持を得ていた。
と、ここまで紹介してきてなんだが、実は3番目に多かった回答は、「運動は何もしていない(22.94%)」だった。運動が苦手なのか、単に面倒くさいのか……その気持ちも分かるが、せめて1時間ごとのストレッチくらいは始めてみてはどうだろう。
出典元:テレワーク最大の敵!? テレワーカーの運動不足解消法をチェック!【テレリモ総研】