今回紹介していくのは、ねとらぼ調査隊による「太陽系の惑星と恒星」の人気ランキングだ。実は近年、太陽系の惑星は「水金地火木土天海冥」ではなくなっている。というのも、2006年8月に国際天文学連合の総会で「惑星」の条件が再定義され、冥王星は「準惑星」となっているのだ。よって「水金地火木土天海」が最新の情報なので、ご存じなかった方は情報の更新を。
さっそく結果発表!
ではさっそく、「太陽系の惑星と恒星の人気ランキング」を紹介していこう。
第3位は「木星」だった。木星と言われると少し地味に感じるかもしれないが、太陽系では最も大きな惑星だ。そのダイナミックなスケールから、好きだと思う人が多いのかも。しかし、木星は大きさの割には軽い惑星で、体積は地球の約1,300倍と巨大なものの、質量は地球の約318倍程度だ。木星人気の決定打となっているのは、「機動戦士ガンダム」シリーズの「木星帰り」かもしれない。木星船団のメンバーは元々人材として優れている上に、ニュータイプを持つ者まで現れるなんて……! SFファンにとっては夢のある惑星なのかも。
続く第2位には「地球」が選ばれた。我々“地球人”にとっては、当然最も親しみのある星だが、首位とはならなかった。現在のところ、唯一生命が確認されている星で、人類だけでなく様々な動植物の宝庫だ。そんな地球を初めて宇宙から見たのは、世界初の有人宇宙飛行に成功したソビエト連邦の宇宙飛行士、ユーリイ・ガガーリンだった。日本の新聞では、彼の言葉が「地球は青かった」と翻訳され、その名言は人々の記憶に刻まれている。
栄えある第1位に輝いた星は、「土星」だった。土星は、何と言っても見た目にも美しい巨大なリングが特徴。このリングは、たくさんの氷でできた粒子で構成されており、A環、B環、C環という三重の輪で構成されている。ちなみに、リングとリングの間のもっとも広いすき間は、「カッシーニの間隙(かんげき)」と呼ばれている。土星の環が細かなリングの集合体であることを発見した天文学者、ジョバンニ・カッシーニの名前からそう呼ばれるようになったとか。
土星にまつわるロマンチックなエピソードは数あれど、印象的なのは漫画「花より男子」で道明寺が主人公の牧野つくしに土星のネックレスをプレゼントする胸キュンシーンだ。ちなみに、なぜ土星のネックレスかというと、2人が占いで土星人だと言われたところからきている。
数ある星にはそれぞれの物語があり、太古の人々も星座を眺めながら様々な物語を考えついたという。思いを馳せるとロマンチックな気分になれる星の世界。あなたの好きな恒星・惑星は何位にランクインしていただろうか?
出典元:「太陽系の惑星と恒星」人気ランキング! 2位の「地球」を上回る1位の星は?【ねとらぼ調査隊】