おそらくどんな家に住んでいる人でも、設備や広さ、金額など「もっとここが良くなればいいのに…」など大なり小なり自宅に対する不満や願望を持っていることだろう。それは“住むエリア”も重要な要素のひとつ。「次引っ越すならどこに住みたいか」という話題は、仲間内で話すだけでも盛り上がるかもしれない。
今回は、そんな「どこに住みたいか」についてのアンケート調査の結果を通じて、東京都民に人気の23区のエリアをご紹介していきたい。
東京都民が「次に引っ越したい23区」ランキングが決定!
注文住宅の基礎知識や全国のハウスメーカー・工務店の情報を発信するメディア 「おうちパレット」は8月27日、6~7月にかけて実施した“東京都在住者が「次に引っ越しするならどこに住みたいか」”の調査の結果を公開した。
その内容によれば、回答者444人のうち262人が「東京23区」と回答。実に59%以上の都民が「23区に住みたい」と考えていることが明らかとなった。
さらに調査では「東京23区」と答えた人に「何区に引っ越ししたいか」もヒアリング。その結果をランキングにして伝えている。
第5位に選ばれたのは「江戸川区」だった。江戸川区は東京都の中で最も東に位置する区で、近年は再開発の進む江戸川区小岩などもファミリー層から注目を集めている。4位となったのは「港区」。この調査でも回答者から「『おしゃれ』というコメントが圧倒的に多かった」といい、ステータスとしても“港区住み”は威力を発揮するようだ。
トップ3に入り、第3位には「文京区」。回答者の声として「治安が良い」「災害に強い」「職場に近い」といった要素が合わさっているようだ。さらに日本の最高学府である東京大学をはじめ教育の質も高いと評判で、安心安全な地域で質の高い子育てをしたいファミリー層から支持を集めているのかもしれない。2位は「世田谷区」がランクイン。世田谷区成城など古くから高級住宅街として名の知れた地区も多く、“閑静な住宅街”として人気を集めているようだ。
そして1位に輝いたのは「杉並区」だった。262人のうち27人が杉並区を挙げており、10%を超える支持を集める結果となった。阿佐ヶ谷・高円寺・荻窪といった人気の高いエリアも多く、そうした街から中央線1本で新宿に出られるアクセスの良さもあり、「都会の利便性と住宅街の静粛性が両立している」ことが魅力のようだ。
なお、おうちパレットでは現在住んでいる自治体の満足度を調査した、23区の「住みやすい街ランキング」も発表されている。そこでも杉並区は5位と安定した高評価を獲得していた。一方、同ランキングで上位となった1位「目黒区」、2位「中央区」、3位「渋谷区」は、今回の引っ越ししたい街ランキングでは目黒区は10位、中央区6位、渋谷区にいたっては20位タイという残念な結果に。「住みたい」と「住みやすい」は似て非なるものなのだ。
今回の結果を参考にして、次に引っ越すならどこがいいかを思い描いてみるのも楽しい時間になるかもしれない。
出典元:東京都民に聞いた!東京23区引っ越ししたい街ランキング【おうちパレット】
※サムネイル画像(Image:NEXERリリースより引用)