地方在住者が思い描く首都圏と、首都圏に住んでみて知る首都圏の姿は案外違ったりもする。憧れだったあの街も、実は交通の便が悪かったり、無駄に物価が高かったり……。結局、何度か足を運んでみないと内部事情はわからないものだ。今回は、「首都圏に住む単身者が住みたい街ランキング」をご紹介する。
これから首都圏での生活を始めようと思っている人は、参考にしてみるといいかもしれない。
首都圏に住む単身者が住みたい街ランキング、同率4位は池袋と恵比寿
首都圏で「ガーラマンションシリーズ」を展開しているエフ・ジェー・ネクストは、首都圏で一人暮らしをする未婚の20~30代男女2,000人を対象にアンケート調査を実施。本記事では、「今、住みたい街はどこですか?」という質問で、より多くの票が集まったTOP5を紹介していく。
同率4位にランクインしたのは、「池袋」と「恵比寿」。長らく“埼玉の植民地”と揶揄され続けてきた池袋だが、近年では再開発が進んだこともありすっかり品の良い街に。とにかく交通アクセスが良好で、JRや東京メトロなど4社8路線が乗り入れており、どこへでも行けてしまうのも人気の理由のひとつだろう。
一方で昔から憧れの街として認知される恵比寿。家賃相場は高めだが、飲食店は充実しているし、恵比寿横丁をはじめ出会いスポットが多い街としても知られている。金銭的に余裕のある人は、なかなか楽しい暮らしが送れる街であろう。
第3位には、神奈川県の「横浜」が64票でランクイン。横浜市民は、どこに住んでいるのか聞かれた時に「横浜!」と食い気味に答えるそう。それくらい在住者にとっては誇り高き街なのだろう。そんな横浜駅には6社局が乗り入れており、乗り入れ鉄道会社数は日本一。渋谷や新宿といった東京方面、鎌倉など神奈川の観光地にもアクセスしやすいことから、非常に利便性の高い街だと言える。
第2位には、70票で「新宿」がランクイン。新宿と聞くと「住むとこあるの?」といった印象だが、新宿から1~2駅のエリアには社会人1年目でも住めるレベルの賃貸が意外と多い。新宿で終電を逃しても大丈夫、と考えれば、飲み会好きにはありがたい街なのだろう。
124票を集めて1位に輝いたのは、「吉祥寺」。自然と都会っぽさのバランスがとれており、東京なのに落ち着く街、それが吉祥寺である。井の頭公園をはじめ緑が多いからこそ、都心へのアクセスが悪いのでは…と思いきや、渋谷までは井の頭線で一本。中央線に乗れば新宿も一本でいけるので、交通の便も問題なし。便利でおしゃれな街なのである。
いかがだったろうか。どうしても家賃との相談にはなるが、首都圏での暮らしを検討している際には参考にしてみては。
出典元:単身者が選んだ「住みたい街ランキング2021」(PDF)【FJネクスト】
※サムネイル画像(Image:YMZK-Photo / Shutterstock.com)