東京23区の一人暮らし(単身)「賃料ランキング」5位外苑前駅、4位麴町駅、3位赤坂駅、2位表参道駅、相場15万円の1位は?

読者のみなさんは、物件を見る際にどのような部分に注目するだろうか。そんな住宅を比較する指標のひとつに「賃料」がある。「同じ条件なら安いほうがいい!」という希望や「ステータスにもなるから賃料相場が高いエリアに住みたい」という選び方など、人によって様々な賃料の扱い。

今回は、そんな賃料の“高いほう”、東京23区の賃料相場ランキングの上位についてご紹介していきたい。

東京23区賃料相場ランキングが発表!

(Image:Francesco Bonino / Shutterstock.com)

 賃貸マンションの総合管理などを行う長谷工ライブネットは9月10日、同社が管理している賃貸マンションなどのデータを基に作成した「首都圏賃貸マンション賃料相場マップ2021」を発表。その一部データを公開している。

 同データでは「シングルタイプ(基準面積25㎡)」「コンパクトタイプ(基準面積40㎡)」「ファミリータイプ(基準面積60㎡)」とジャンル分けして比較されているが、今回は公開済みのシングルタイプのランキング上位を見ていこう。

 東京23区の中で5位に食い込んだのは「外苑前駅」。賃料相場はシングルタイプで139,000円となっている。東京メトロ銀座線が乗り入れている駅で、近隣には明治神宮野球場や国立競技場、たびたびテレビドラマでも見かける銀杏並木などが存在する。

 4位には141,000円で「麴町駅」がランクイン。東京メトロ有楽町線1路線しか乗り入れていないものの、1駅隣は永田町駅・市ケ谷駅と乗り換えに重宝する駅があるため極端に不便さを感じることはなさそうだ。

首都圏の相場ランキング、東京メトロの駅がTOP5を独占(長谷工ライブネット調べ)

 第3位となったのは、東京メトロ千代田線「赤坂駅」で、その賃料相場は142,000円となった。“オシャレな街”というイメージに違わぬ暮らしができそうだ。そして150,000円の大台に乗せて2位となったのが「表参道駅」だ。銀座線・千代田線・半蔵門線と東京メトロ3線が乗り入れる主要駅であり、街も“流行の発信地”であることを考えれば一気の大台超えも納得だ。

 そんな表参道駅を抑えて見事トップの座を掴んだのは、「永田町駅」と「赤坂見附駅」だ。賃料相場は152,000円となっている。実はこの2駅、名称こそ違うものの乗換えが可能で、実質ひとつの駅なのだ。永田町駅では半蔵門線・有楽町線・南北線の3線、赤坂見附駅でも銀座線と丸ノ内線の2線が乗り入れており、東京メトロ5路線の乗換えができることもアクセスの良さを示す数字のひとつだろう。やはり電車通勤がメインの東京都においては、駅の利便性の高さなどが周辺エリアの賃料のアップに貢献しているのかもしれない。

 2位、3位の表参道や赤坂は、そこに住んでいるというだけで羨望のまなざしを送られること必至のハイソサエティな街であることに疑いの余地はない。1位の永田町・赤坂見附は、ステータスに加えてメトロ5路線が乗り入れる圧倒的な利便性も有している。ちなみに東京メトロは全部で9路線、つまり過半数の路線に乗り換えられる駅なのだ。

 この抜群の立地を活かして毎日あちこちを飛び回っていれば、優秀なサラリーマンになれる日もそう遠くはない……のかもしれない。

出典元:シングルタイプの賃料相場ランキング 1 位は「赤坂見附」「永田町」駅(PDF)【長谷工ライブネット】

※サムネイル画像(Image:Francesco Bonino / Shutterstock.com

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