子どもの頃、「将来の夢は宇宙飛行士!」と、ロマンあふれる宇宙へ行ってみたいと思ったことのある人も多いのではないだろうか。なかには、宇宙を題材にしたマンガに心を躍らせて、宇宙に憧れを抱いた人もいるはずだ。そんな宇宙マンガ作品は、宇宙をリアルに描いたものからSF感の強い非現実的なものまで、さまざまな作品がマンガファンを虜にしてきた。果たして人気の作品は何だろうか。
今回は、VOICE NOTE MAZINEが300人を対象に調査した「宇宙マンガ人気ランキング」について紹介しよう。
3位、2位は、松本零士の稀代の名作!
第3位は、マンガ界の巨匠・松本零士作の「銀河鉄道999」50票。同作品は、1977年から1981年にかけて、週刊漫画雑誌「少年キング」にて連載していた。テレビアニメ、アニメ映画化されており、舞台やドラマ化といった実写化もされているため、なじみ深い人も多いだろう。回答者のコメントでは、「メーテルの謎めいた魅力が良かった」「絶世の美女のメーテルに目を奪われた」など、もう一人の主人公でもあるヒロインのメーテルに恋をした人も多いようだ。他にも、個性あるキャラクターや、物語の重厚感などに惹かれた人も多かった。
第2位は、3位と同じく松本零士作の「宇宙戦艦ヤマト」66票。アニメの放映と並行して月刊漫画雑誌「冒険王」で1974年から1975年まで連載していた。放映当初の視聴率は低迷していたが、その後の再放送などで注目を集め、その後のガンダムやマクロス、エヴァンゲリオンといったアニメブームの先駆けとなった作品だ。回答者からは、「スケールが大きくてワクワクした」「40年以上前の作品だが、古さを感じない」など、ヤマトの世界観にハマったファンが多かった。
第1位は、小山宙哉作の「宇宙兄弟」111票。週刊漫画誌「モーニング」で、2007年から連載が続く長寿マンガ。第56回小学館漫画賞一般向け部門、第35回講談社漫画賞一般部門を受賞。2012年には実写映画、テレビアニメ化するなど認知度が高い。回答者からは「描写が詳細に描かれている」「良く調べられている」など、リアリティのある物語に魅力を感じている人が多かった。なかには、コメディやヒューマンドラマといった要素にハマっている人も。2位と3位が40年ほど前の作品ということで、若い世代も含めた全世代に人気のある同作品がランクインしたのだろう。
実は、同社では宇宙映画の人気調査も実施している。そこでなんと、宇宙戦艦ヤマトが2位(24票)にランクインしているのだ。2012年にリメイク版が劇場公開しており、2021年10月8日には、最新作も公開されるため、幅広い世代から人気があるようだ。ちなみに、1位はスター・ウォーズの118票で他に圧倒的な差をつけていた。
読者のみなさんが思い浮かべた宇宙マンガはランキングに入っていただろうか?筆者の思い浮かべた「プラネテス」は残念ながらトップ10には入ることができなかったものの、票は入っていたようで一安心だ。
“宇宙”という壮大なテーマを扱った、新たな名作の誕生に今後も期待していきたい。
出典元:【300人が選んだ!】“宇宙”マンガ人気ランキング【ボイスノートマガジン】
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※サムネイル画像(Image:NEXERリリースより引用)