東京に隣接していて、都会と田舎の“いいとこどり”な暮らしができる千葉県。東京や神奈川ほど家賃が高くなく、野菜や魚介類の価格も安いことから住みやすさは抜群だ。今回は、大東建託株式会社が発表した「いい部屋ネット 住み続けたい街ランキング2021<千葉県版>」をもとに、千葉県民が選んだ住み続けたい街について解説していく。
千葉県民が選んだ住み続けたい街、3位は「館山市」
大東建託は2019年から2021年にかけて、千葉県居住の20歳以上の男女に対してインターネット調査を実施。街の幸福度や住み続けたい街に関するアンケートを行った。
千葉県の住み続けたい街、第3位に選ばれたのは「館山市」。海に囲まれ自然豊かな館山市は、“房総半島のリゾート地”として認知されているほど、ゆったりのんびりとした空気が流れている場所だ。温暖な気候のため街のあちこちに花畑が広がっており、春になると色とりどりの花たちが街を彩る。東京へのアクセスも良好で、約2時間で行き来できるのも魅力。「東京から遠く離れたド田舎は嫌だけど、ゆったりとした雰囲気でリゾートのような場所で暮らしたい」という人にはうってつけのエリアだろう。
第2位に選ばれたのは、「千葉県美浜区」。千葉県の中で最も栄えている駅のひとつ・海浜幕張駅を有し、県内でも先進的な地域として知られる街である。ファミリー世帯に住みやすい美浜区は、教育機関や病院の数も多く、子育ても介護も安心。美浜区を走る京葉線沿いには暮らしが便利になる施設が続々とオープンしており、これからさらに住みやすい街になっていくことが予想される。
そして栄えある第1位は、「印西市」。「住みよさランキング」(東洋経済新聞新報社)で全国1位7年連続獲得という華々しい経歴を持つエリアだ。ショッピングモールやホームセンター、スーパー、ドラッグストアなどが立ち並ぶ印西市では、買い物で都心に出る必要なし。自然の豊かさと利便性を両立している街として、多くの人からの支持を得ている。また、印西市はこの調査で並行して行われた「街の幸福度ランキング」でも見事に1位を獲得している。様々な指標で1位になるあたり、多角的に評価してその魅力がいっそう際立つエリアと言えるのかもしれない。一方で「住みたい」の項目では14位と、今回の調査で唯一トップ5を逃す結果に。イメージのみで語られることも少なくない「住みたい」が低いということは、もしかするとまだ移住先を探すライバルたちの中でその魅力が伝わりきっていないエリアなのだろうか。まさに今が狙い目ということか?
いかがだったろうか。これからさらに千葉県の魅力は増していくことだろう。首都圏近辺での暮らしを検討している人は、千葉県を視野に入れてみては。
出典元:住み続けたい 自治体ランキング<千葉県版>【いい部屋ネット】