これまで、郵便物は土曜日も配達されていたが、2021年10月以降は土曜日の配達が休止されるのをご存じだろうか? また、17時頃までに差し出された郵便物やゆうメールは、最短で翌日に配達されていたが、今後は1日程度段階的に繰り下げられることになっている。ビジネスシーンでも郵便物を発送する業務はあると思うで、このサービス見直しはしっかり覚えておこう。
10月から普通郵便の土曜日配達は休止される!
アナタは、日本郵便が2020年12月に公布された「郵便法及び民間事業者による信書の送達に関する法律の一部を改正する法律(令和2年法律第70号)」に基づき、2021年10月1日以降にサービスを見直すことをご存じだろうか?
そもそも、2020年度には日曜・休日の普通郵便の配達は、元旦を除き原則休止されていたが、2021年10月からは、普通扱いの郵便物(特定記録も含む)とゆうメールの土曜日配達は休止される。
また、2021年10月以降、普通扱いの郵便物およびゆうメールの配達日数は、1日程度段階的に繰り下げらられる。これまでは17時頃までに差し出された郵便物は最短で翌日に配達されていたが、今後は月曜日に出した郵便物は1日遅れの水曜日に配達されるようになるので注意しよう。
速達料金は10月から一割程度値下げされる!
今回のサービス見直しでは、速達料金の引き下げや配達日指定料金区分の変更も実施される。まず、速達料金は、これまでは重量250gまで290円、1kgまで390円、4kgまで660円だったが、2021年10月1日以降はそれぞれ260円、350円、600円と1割程度安くなる。この値下げにより、新料金対応の切手も発行されるほか、旧料金の切手は2021年10月31日まで、手数料無料でほかの切手などに交換してもらえる。
また、配達日指定料金区分については、これまで月曜日から土曜日までは32円だったが、2021年10月1日以降は土曜日が210円扱いになる。日曜日・休日の料金に関しては変更なしだ。
なお、今回のサービス見直しで変更されないサービスもある。それは、ゆうパック、ゆうパケット、クリックポスト、レターパックプラス、レターパックライト、速達、レタックス、書留、簡易書留などで、これらは引き続き、土曜、日曜、休日も配達され、配達日数の繰り下げもない。
●郵便局「2021年10月から郵便物(手紙・はがき)・ゆうメールのサービスを一部変更します。」(公式)は→こちら