読者のみなさんであれば、結婚相手にはどのような人を選びたいだろうか?容姿であったり、収入、性格、生活スタイルなどを重視する人もいるかもしれない。そんな中で今回は、収入面に直結する内容となる第11回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」についてお伝えしていきたい。上位にランクインしたのは老舗からIT系まで知名度抜群の大企業ばかり。トップ2は、前回のランキングから特に圧倒的な支持を集める“あの職業”だった。
4位に「任天堂」、3位は「トヨタ自動車」
与信管理サービスを手掛けるリスクモンスター株式会社が、20代から50代の男女800人を対象に調査した「この企業に勤める人と結婚したいランキング」を発表した。同調査は今回で11回目となる。上位にランクインする企業に大きな変化はないが、今回初めて“ある職業”が1位を獲得した。トップ5を見ていこう。
5位は昨年から1ランクアップの「アップル(Apple)」。回答率は5.5%となった。世界的な大企業であり知名度のほかにオシャレ感のある印象のよさが魅力だろうか。4位の京都の老舗花札店が発祥の「任天堂」は、コロナ禍の巣ごもり需要で業績も好調だったことも影響してか6.6%の支持を集めている。
3位は任天堂と並び日本を代表する世界的な企業である「トヨタ自動車」(7.3%)で、事業会社としては9回連続1位を獲得したことになる。となると、おのずと上位2位の職業が見えてきたのではないだろうか。
2位にランクインしたのは「国家公務員」だった。回答率は25.6%と3位のトヨタ自動車の7.3%を大きく引き離す。そして堂々の1位に輝いたのは「地方公務員」で回答率は28.6%とさらに多くの人が「結婚したい職業」として上げたのだ。さらに今回、初めて地方公務員が国家公務員を抜いてトップに輝いた。ワークライフバランスが重視される今、働く場所が限られハードな印象もある国家公務員より、全国で就職でき、ほどほどのやりがいと安定が手に入る地方公務員のほうが人気なのかもしれない。
男女別でもトップ5に大きな差はないが、ランキング全体を見るとやや毛色が変わってくる。男性が結婚相手に望む勤務先には「資生堂」「全日本航空(ANA)」「ワコール」など、どこかキレイどころが揃っていそうな印象の企業が目立つ。逆に女性が結婚相手に望む勤務先には「伊藤忠商事」「三菱商事」「住友商事」などの商社や「明治」「キリンビール」「日清食品」「カゴメ」などの食品関係が並んでいる。これらには安定感や福利厚生が充実していそうな企業が多い。
「企業の特徴=結婚相手に求めるもの」と考えるとおもしろい反面、少し世知辛い気もする。ちょっとしたネタとして話すならともかく、しつこすぎると嫌がられるかもしれないので気をつけたい。
出典元:第11回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」調査実施 ~「給与」「雇用形態」以外に必要な要素とは?!~【リスクモンスター】