上京してきた人がまず驚くのが、「電車の乗り換えの複雑さ」だという。基本的に地方は路線の数が少なく、JRのみという地域も少なくないため、乗り換えで迷うことはほとんどないそう。しかし東京ときたら、JRをはじめ東京メトロ、各種私鉄などさまざまな鉄道会社があり、東京を走る路線の数はなんと85路線にものぼる。鉄道会社が違うと改札も異なるため、複数路線が乗り入れる駅で迷ってしまうのは無理もない。今回は、そんな首都圏エリアの「乗り換えが複雑な駅」をご紹介しよう。
乗り換えが複雑な首都圏の駅、5位は「横浜駅」
リサーチ型メディア「ねとらぼ調査隊」は、「乗り換えが複雑な首都圏の駅ランキングTOP15」を発表。今回はそのなかからトップ5を抜粋してご紹介する。
第5位に選ばれたのは、神奈川県の「横浜駅」。東京都外の駅が上位に食い込んだ。JR・京急・東急・みなとみらい線・相鉄・横浜市営地下鉄の6社が乗り入れている横浜駅。駅の中心にあるJRと京急はまだしも、東急&みなとみらい線は地下にあり、しかも入り口が小さいため非常に分かりにくい。相鉄にいたってはショッピングモールの中に突如現れるので、初めて見た人は驚くだろう。
第4位は「東京駅」。東京の玄関口であり、多くの在来線や新幹線が乗り入れている。ディズニーランドに行くための京葉線への乗り換えは、かなりの距離を移動する必要があり、この先に本当にホームがあるのか不安になってしまうほどだ。
第3位は「大手町駅」。ネットでは「乗り換えがめちゃくちゃ離れてて泣きたくなる」といった声が上がっているほか、「オシャレなポスターやモニターはたくさんあるのに肝心の案内図が見当たらない」といった不満の声もあがっていた。
第2位は「新宿駅」。多くの路線が乗り入れているだけでなく、かなり複雑な造りとなっており“ダンジョン駅”とも称されるほどの駅だ。なかでも京王新線への乗り換えの難しさは有名。10月26日に放送されたアルコ&ピースのラジオ「アルコ&ピース D.C.GARAGE」(TBS系)でも「東京に初めて来た人は初台なんて絶対行けない」と盛り上がっていた。
そして栄えある(?)第1位は「渋谷駅」。鉄道会社によって改札が離れていて、それらが複雑な経路で結ばれており、最短ルートで乗り換えをすることは不可能に近い。また、渋谷駅で待ち合わせをする際も、降りた路線によってはなかなかハチ公前にたどり着けない。目の前に待ち合わせ場所が見えているのに、そこに行くにはどこから出ればいいのかわからないのだ。
いかがだったろうか。これらの駅の乗り換えをスムーズにこなせれば、シティボーイ・ガールとして認められるかも?
出典元:乗り換えが複雑な「首都圏の駅」ランキングTOP15! 「新宿駅」を抑えた1位は?【2021年投票結果】【ねとらぼ調査隊】
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