燃費ランキング・ガソリン価格・車種情報の共有コミュニティ「e燃費」から、実燃費を基にした軽自動車の燃費ランキングが発表された。1位はカタログ値に迫る燃費のよさを見せたダイハツの人気モデルだが、1位には届かなかったもののランキングに多数の人気車が揃った“とある自動車メーカー”も存在感を示す結果となっている。
実燃費ランキング、1位はダイハツ「ミライース」に
近年人気の軽自動車だが、実燃費を比較すると1番よく走るのはダイハツ「ミライース」であることが明らかになった。
この結果は、株式会社イードが運営する車の燃費・メンテナンス情報管理サービス「e燃費」が発表した「e燃費アワード2020-2021」によるものだ。メーカーが出すカタログ値ではなく、ユーザーから投稿された給油情報をもとに車種別の実用燃費データベースを作成しており、実際の燃費によるリアルな数字をランキング化している。
そんなアワードの「軽自動車部門」で1位に輝いたのは前年から引き続きダイハツ「ミライース」で実燃費は23km/L。カタログ値と比較した燃費達成率も92.0%と高く、「看板に偽りなし」の数値を出している。ミライースに続く2位はスズキ「アルト」で実燃費は22.6km/L、そして3位はスズキ「ハスラー」で20.4km/Lとなった。
流行と燃費を兼ね備える自動車メーカーはスズキ?
1位・ミライースはダイハツ車だが、ランキング全体を見ると2位~5位を「アルト」「ハスラー (ハイブリッド)」「アルトラパン」「ワゴンR (マイルドハイブリッド)」と固めた、スズキ車の燃費のすごさが分かる。また近年の流行を考えると、人気と燃費のバランスを1番上手く取っているのがスズキだと言えるのかもしれない。
近年人気のワンボックス型は一般的に重量が大きくなる傾向にあるが、車体の重さは燃費に大きく影響する。また風を受け流す流線型に比べて、車高の高いボックス型は風の抵抗を受けやすい。これも燃費を下げる一因となるので、車体が比較的軽くてボックス型でもない1位のミライースや2位のアルトは上位に並んだことも納得の車種なのだ。
その2車種に続く、3位に食い込んでくるのがスズキのハスラーだ。直線的なデザインで、車両重量も820~830kgとそこそこあるにも関わらずこの成績はかなり優秀。軽自動車の人気ランキングでも、ハスラーや7位のスズキ「スペーシア(ハイブリッド)」はよく上位を飾っている人気車である。「燃費と人気が両立している車は?」と問われば、多くの人からこの2車種の名が出てくるかもしれない。
小回りが利き、維持費が安いためセカンドカーとしても人気が高い軽自動車。購入を考えるなら、一度はスズキ車を検討してみるべきかもしれない。
出典元:e燃費アワード2020-2021【e燃費】
参照元:燃費が良い「軽自動車」ランキングTOP10! 第1位はダイハツ「ミライース」!【2021年度版】【ねとらぼ調査隊】
※サムネイル画像(Image:「スズキ」公式サイトより引用)