魅力的な街や家々が多く描かれているスタジオジブリのアニメ作品。ファンタジー色あふれるワクワクするような家から、古き良き日本の佇まいを感じさせる和風家屋など、その作品の世界観が細部にまで息づくさまざまな家が登場する。あなたはそんなジブリ作品のどんな家に住んでみたいだろうか。ここでは「日本トレンドリサーチ」と「きらくハウス」が共同で調査・発表した「ジブリに登場する住んでみたい家ランキング」を紹介する。あなたが好きな作品やキャラクターの家は何位にランクインしているだろうか。
ミステリアスな魔女の家に、魔法で動く城…
今回紹介するのは、日本トレンドリサーチがきらくハウスと共同で2021年11月に実施した「住んでみたいジブリに登場する家」に関するアンケート結果のランキング。事前調査でスタジオジブリ制作のアニメ作品をみたことがあると回答した全国の1,812人を対象に行われたものだ。
それではさっそくトップ5を紹介していこう。まず、135票を獲得し第5位に選ばれたのは、「魔女の宅急便」の「キキの家」。魔女修行中に住む家ではなく、作品の冒頭に登場するキキが両親と住んでいた森の中の一軒家だ。蔦の絡まる洋館は魔女の家らしく、キキの母・コキリが魔法を使って薬を調合する仕事をしているため、家のなかも薬草などさまざまな緑が溢れている。
第4位は「ハウルの動く城」に登場する「ハウルの城」で145票。呪いにより老婆に姿を変えられてしまった主人公・ソフィーが魔法使い・ハウルと暮らすことになる、魔法で動く城だ。見た目は脚や羽根があり蒸気を噴き出しながら動く奇怪な城だが、アンケートのコメントには「家にいるまま移動できるので、身支度をする時間がいらない」「移動する家なんて、どこにでも行けるのがいい!」など、家ごと移動できることに魅力を感じる人が多かったようだ。
第3位は「風立ちぬ」に登場する「堀越二郎と菜穂子の家・黒川の自宅にある離れ」で162票。二郎と菜穂子が結婚し、短くも幸せな時間を過ごした小さな平屋の日本家屋。深い軒とぐるりと巡らされた縁側が、今はあまり見かけなくなった昔懐かしい家。縁側に座って庭を眺めながら、二郎たちのように穏やかな優しい時間が過ごせそうだ。この離れのモデルとなったのは、熊本県にある「前田家別邸」と言われているので、興味がある人は一度訪れてみてはいかがだろう。
続いて、第2位は331票で「崖の上のポニョ」に登場する「宗介とリサの家」。海に迫り出した丘の崖の上にポツンと建つ赤い一軒家。家の外見は割と普通の可愛らしい家なのだが、ロケーションは抜群。コメントにも「見晴らしが良く、毎日素敵な風景が楽しめる」「風が気持ちよく吹いていそう」など景観の良さを理由にあげている人が多かったようだ。作中のような嵐の日は大変だが、天気が良ければ美しい朝日や夕焼けが毎日楽しめることだろう。
そして、516票を獲得し圧倒的な人気を誇る第1位は、「となりのトトロ」に登場する「サツキとメイの家」だった。懐かしい里山の風景が広がる日本の田舎に佇む日本家屋。井戸やちゃぶ台、かまどにタイル張りのお風呂など、どこを切り取っても古き良き時代を感じさせる。まさに憧れの田舎暮らしそのものだという人も。作品全体が日本人の原風景のようなノスタルジーに包まれているが、「サツキとメイの家」もまた多くの人の中に眠る、“どこか懐かしい、帰りたい家”なのかもしれない。
ちなみに第6位から第10位は、上から順に「パズーの家」(『天空の城ラピュタ』)、「ハルの家」(『猫の恩返し』)、「アリエッティの家」(『借りぐらしのアリエッティ』)、「杏奈の家」(『思い出のマーニー』)、湿っ地屋敷(『思い出のマーニー』)」という結果だった。
以上、ジブリに登場する住んでみたい家ランキングのトップ10を紹介したが、あなたの住みたい家はランクインしていただろうか。魔法使いの家や動く城など、ファンタジー溢れる家だけでなく、現実にもありそうなリアル寄りの家が上位3位にランクインしていたのが印象的だった。
ジブリといえば、早ければ2022年には愛知県に開業予定の「ジブリパーク」には、1位となったサツキとメイの家だけでなく、ハウルの城なども登場すると言われている。まだ少し先だが、ジブリ世界を楽しみたい人は、ジブリパークに登場するジブリの家も楽しみに待とう。
出典元:【トトロに会えるかも!?】住んでみたいジブリに登場する家ランキング! 第1位は「サツキとメイの家」【日本トレンドリサーチ】
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※サムネイル画像は(Image:「日本トレンドリサーチ」リリースより引用)