数々の人気作品を世に送り出してきた講談社の「週刊少年マガジン」。1959年に創刊して以降、長い間漫画ファンからの支持を集め、最近では「東京卍リベンジャーズ」が社会現象を巻き起こすほどの人気ぶり。そんな中、goo ランキングが「週刊少年マガジン史上最高だと思う漫画ランキング」のアンケートを実施し、その結果を集計・発表した。今回は同ランキングの結果をもとに、歴代のマガジン作品の中で最も票を集めた上位の人気作品について紹介する。
3位は、JKからも人気の東京卍リベンジャーズ
まずは10位から4位まで。10位「GTO」(33票)、9位「はじめの一歩」(34票)、8位「七つの大罪」(35票)、7位「FAIRY TAIL」(36票)、6位「巨人の星」(37票)、5位「天才バカボン」(41票)、4位「あしたのジョー」(55票)という並びに。世代を超えて愛され続けるヒット作品から、アニメ化や映画化をきっかけにさらなるファン層の拡大を果たした作品まで、幅広いラインナップとなった。それではさっそくランキングトップ3を見ていこう。
3位に選ばれたのは、現在空前絶後の大ブームを巻き起こしている「東京卍リベンジャーズ」(86票)。人生唯一の恋人を救うため、中学生時代にタイムスリップしたフリーターの主人公・花垣武道が、最凶最悪の悪党連合“東京卍會”のメンバーたちとともに奮闘する青春物語。タイムリープ系とヤンキー漫画が融合した新たなジャンルが人気を呼び、漫画ファンの間でも好評を得ている。株式会社ネオレアが発表した、現役女子中・高・大学生が選ぶ「2021年下半期トレンド予測」でも1位に選ばれており、ヤンキー漫画を好むとされる男性だけでなくJKからの支持も集める稀有な作品でもあるようだ。
2位には、「金田一少年の事件簿」(114票)がランクイン。3位の東京卍リベンジャーズとは30票以上の差を離して2位に食い込んだ。金田一少年の事件簿は、「名探偵コナン」とともにミステリー漫画の先駆けとして1990年代に一大ブームを巻き起こした人気作品だ。名探偵・金田一耕助の孫で事件解決の才能を持つ主人公・金田一一(きんだいちはじめ)が身のまわりで起こった難事件を解決していく物語。事件が解決される爽快感はもちろん、「犯人の動機に感情移入して泣いてしまう」というファンも多く、登場人物の人間らしさを描いた心理描写も同作品の見どころの一つだ。
そして見事1位に輝いたのは「化物語」(136票)。2009年に放送され人気を博した物語シリーズを「エア・ギア」の作者・大暮維人がコミカライズし、“豪華漫画化”として話題を呼んだ。物語の主人公は、吸血鬼となった阿良々木暦(あららぎこよみ)。21世紀初頭の日本の田舎町を舞台に、阿良々木が怪異に苦しめられる女子生徒を救っていく青春ファンタジーだ。アニメの独特の世界観の再現に加え、キャラクターの個性を最大限に引き出した作風が原作ファンからも好評を得ている。アニメで根強い人気を見せる化物語がマガジン史上最も人気の作品として選ばれる格好となった。
以上、昔懐かしい作品から最近の話題作まで、数あるマガジン作品の中から選ばれた人気コミックを紹介した。気になる作品があった人はぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。
出典元:週刊少年マガジン史上最高だと思う漫画ランキング【gooランキング】
※サムネイル画像(Image:Amazonより引用)