日本人に大人気の台湾はリピーターも多い。もし、台北市内の夜市に飽きてきたら郊外の夜市に行ってみよう。今回は九份や台北市内からも行きやすい台北郊外の港町にある「基隆廟口夜市」を紹介する。台北市内とは一味違う食べ歩きが楽しめるぞ!
九份や台北駅からバスで簡単に行ける
台湾に何度に行っているリピーターなら、そろそろ台北市内の夜市に飽きてきた人もいるだろう。そんな台湾リピーターにおすすめしたいのが、台北郊外にある港町・基隆市(英語読み:キールン/中国語読み:ジーロン)の廟口夜市だ。台北市内の夜市では見られない港町独特のおいしい屋台が多く、一度体験したらハマること請け合い。廟口夜市は基隆火車駅から徒歩10分の場所にあり黄色い提灯が目印だ。
基隆へは電車よりもバスが便利。台北駅からは直行バス「1813 基隆行」が10~15分間隔で出ており基隆へは約30分で行ける。料金は57元(約205円)だ。また、人気の観光地・九份からでもバスで行けるので、九份観光のあとに行くのもおすすめ。九份老街バス停から台北方面のバス停で「788 往基隆(行き)」バスに乗ったら、約1時間で基隆廟口夜市の入口まで行けるのだ。ちなみに、バスは基隆火車駅ではなく、ひとつ手前「義二路口」で下車しよう。アーチ橋を渡ればそこが基隆廟口夜市だ。
台北駅から基隆に行くには、台北駅の1F「東1門(中山北路)」出口を出て、國光客運の長距離バス乗り場1番「1813 往基隆(行き)」バスに乗る。基隆火車駅までは30分で到着する。運賃は57元(約205円)で、ICカード「悠遊カード」が利用できるほか、乗車券はカウンターや自販機でも買える。バスは10分~15分おきに来る
基隆は九份からバスで行ける。九份老街入口バス停から台北方面のバス停で「788 往基隆(行き)」バスに乗ろう。バスは台湾鉄道「瑞芳火車駅」を通りすぎ「基隆火車駅」まで行くが、ひとつ手前「義二路口」で下車する。乗車時間は約1時間だ。バスを下りたら基隆火車駅方向に向かって左側に見えるアーチ橋(金鶏橋)を渡れば、そこが「基隆廟口夜市」である
もっとも基隆らしいのが「♯5/呉記螃蟹羹」。カニ肉の入ったとろみスープ「螃蟹羹」は55元(約198円)、おこわの「油飯」は25元(約90円)。金鶏橋を渡って入口に入るとすぐ右側にある
基隆名物の三明治(サンドイッチ)の老舗「♯58/營養三明治」。マヨネーズが想像以上においしい。商品は1種類だけなので、整理券を取って番号が表示されたら個数を告げて購入する方式。1個55元(約198円)だ
最後のデザートでいただきたいのが「♯45/沈記泡泡冰」のピーナッツアイス(花生)は50元(約180円)。さっぱりしていて素朴な味は大人の口にも合う
甘さ控えめな台湾ソーセージ「♯43-1/一吃口香腸」は1個7元(約25円)から買えるので、個数を指定して購入する。ニンニクと一緒に食べるとメチャうま! 隣にも同じような店があるので間違えないように
老舗屋台を探すときは屋台番号を確認しよう
基隆廟口夜市には数多くの屋台があるが「仁三路」と「愛四路」交差点が中心地になる。今回紹介したお店も、ほとんどがこの交差点付近に固まっているので、すぐに見つけられるだろう。仁三路側は常設店舗になっており一部は昼からも営業しているが、愛四路側は16時以降に屋台が出始める。夜市は23時すぎまでは営業しているので九份を夜7時くらいに出てもまだ間にあう。九份老街入口バス停で「788 往基隆(行き)」バスに乗れば「基隆火車駅」まで約1時間で行けるが、ひとつ手前「義二路口」バス停で下車してアーチ橋(金鶏橋)を渡れば、そこが「基隆廟口夜市」になる。
基隆廟口夜市ではすべての屋台(店舗)に番号が割り振られているので、必ず番号を確認してほしい。実は老舗屋台を真似した同じような屋台がすぐ隣にもあったりするのだ。なお、最終バスは23時15分なので、できれば10時30分ごろには基隆火車駅の國光客運バスターミナルに向いたい。1番か2番で台北駅行の1813番バスに乗れば30~40分で台北駅に到着する。
帰りは「瑞芳火車駅」方面に10分ほど歩き、國光客運バスで台北駅まで行こう。駅前の屋根付き陸橋で大通り(忠一路)を渡ると、下りたところに新しい「國光客運バスターミナル」がある。1番か2番で「1813 往台北(行き)」バスに乗れば30~40分で台北駅に到着する。バスターミナルの售票處でチケットを買うか、ICカードの「悠遊カード」での支払いも利用可能。なお、最終便は23時15分だ
●國光客運(公式)は→こちら