東京の美術館や博物館をたった2,200円で92もの施設をお得に周る方法!

そろそろ春休みシーズン。子どもと遊ぶ場所探しや、地方から東京観光に来る人も多いのでは? 東京のグルメや買い物を楽しむのもいいけれど、見聞を広めたいなら「東京・ミュージアム ぐるっとパス2019」がおすすめ。2,200円で首都圏にある95の美術館や博物館を周り放題なのだ!

多くのミュージアムで入場無料&割引に

(Image:rekibun.or.jp)

 東京の素晴らしいところは、博物館や美術館が数多く存在していることだ。観光はもちろん、見聞を広める上でも有意義な場所なので、夏休みを利用してこれらの施設を巡りたい人も多いだろう。だが、複数のミュージアムを訪れようとした場合、結構な費用になるのが難点である。
 自分磨きの旅や子どもと遊ぶときに利用したいのが、今回紹介する「東京・ミュージアム ぐるっとパス2019」。これは、東京を中心とする95の美術館・博物館などで入場&展覧会が無料、もしくは割り引きになるチケットが1冊にまとまったお得なパスである。たとえば、刀剣博物館の入館料は大人1,000円、恩賜上野動物園の入場料は大人600円、葛西臨海水族園の入場料は大人700円なので、この3カ所に行っただけで元が取れてしまう。
 パスの使い方は、最初に利用した施設で有効期限のスタンプを押してもらい、そこから2カ月間有効になる。ただし、「東京・ミュージアム ぐるっとパス2019」自体の有効期限が2020年3月31日までなので、これからの利用する人は注意が必要だ。

■「東京・ミュージアム ぐるっとパス2019」対象施設(一部抜粋)

(Image:cowardlion / Shutterstock.com)

●上野周辺エリア
下町風俗資料館
上野の森美術館
国立西洋美術館
国立科学博物館
東京国立博物館
旧東京音楽学校奏楽堂
東京都美術館 ※「公募展」は対象外
恩賜上野動物園
東京藝術大学大学美術館
旧岩崎邸庭園
朝倉彫塑館
書道博物館
一葉記念館
石洞美術館
文京区立森鷗外記念館

 

●港・渋谷・目黒・世田谷エリア
パナソニック汐溜美術館
浜離宮恩賜庭園
大倉集古館 ※工事のため休館中。2019年9月リニューアルオープン予定
菊池寛実記念 智美術館
泉屋博古館分館 ※12月21日より改修工事のため休館
森美術館 東京シティビュー
国立新美術館
渋谷区立松濤美術館
戸栗美術館
山種美術館
東京都写真美術館 ※半券1枚につき指定の展示を1つのみ入場できます
国立科学博物館附属自然教育園
東京都庭園美術館 ※庭園にご入場いただけます。
目黒区美術館
郷さくら美術館
アクセサリーミュージアム ※8月1日~31日は休館
五島美術館 ※8月5日~30日は、夏期整備期間のため休館
静嘉堂文庫美術館 ※8月5日~30日は、休館
世田谷文学館
世田谷美術館

 

●墨田・深川・臨海エリア
たばこと塩の博物館
すみだ北斎美術館
東京都江戸東京博物館
刀剣博物館
江東区芭蕉記念館
東京都現代美術館
江東区深川江戸資料館
江東区中川船番所資料館
地下鉄博物館
葛西臨海水族園
夢の島熱帯植物館
パナソニックセンター東京 リスーピア
日本科学未来館 ※ドームシアターをご利用の場合追加料金が必要です

 

●東京・皇居周辺エリア
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
三井記念美術館
国立映画アーカイブ
相田みつを美術館
出光美術館
印刷博物館
昭和館
科学技術館
東京国立近代美術館
東京国立近代美術館工芸館

 

●新宿・練馬・池袋・王子エリア
新宿区立漱石山房記念館
新宿区立新宿歴史博物館 ※12月中旬~3月中旬まで臨時休館を予定
文化学園服飾博物館
古賀政男音楽博物館 ※7月29日~9月9日は設備更新工事のため休館。
東京オペラシティ アートギャラリー
NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] ※パスの販売は企画展開催期間のみです
新宿区立林芙美子記念館
ちひろ美術館・東京 ※2020年2月1日~29日は冬期休館
練馬区立美術館
古代オリエント博物館
紙の博物館 ※9月1日~2020年3月16日は工事のため休館
北区飛鳥山博物館
東洋文庫ミュージアム

 

※入場料、一部企画展示料などは無料・割引にならない場合がありますので、必ず公式サイトでご確認ください

(Image:rekibun.or.jp)

「ぐるっとパス」は対象施設の販売窓口で購入できるほか、コンビニや交通機関の窓口等で引換券を買い求め、対象施設の販売窓口で実券と引き換えることも可能

交通機関の1日乗車券とのセットも

(Image:BB2 / Shutterstock.com)

対象となる施設には、歴女にも人気が高い「刀剣博物館」もあるので、幅広い層に楽しめるはず(写真はイメージです)

 このパスが発売開始されたのは2019年4月で、販売終了は2020年1月31日となっている。チケットの有効期限は2020年3月31日までなので、夏休みに活用するにはピッタリのタイミング。
 また、「ぐるっとパス2019」には各種交通機関の乗車券とのセットも用意されている。東京メトロの「東京メトロ24時間券(大人7,200円、小児3,600円)」2枚や都営交通の「都営まるごときっぷ(2,870円)」2枚、東急電鉄とみなとみらい線では「東急線1日乗車券」「みなとみらい線1日乗車券」各1枚が付いたタイプ(2,920円)を活用すれば、電車代金も数百円割引になるので、電車で回る場合はこちらの方がお得かも。
 ちなみに、この「東京・ミュージアム ぐるっとパス」は毎年発売されており、おそらく2020年4月1日からは2020年版が発売されるはずである。

●東京歴史文化財団「東京・ミュージアム ぐるっとパス2019」公式サイトは→こちら

文=植村照明/ライター

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