外出先で何かと頼りになる、コンビニエンスストアの無料Wi-Fiサービス。メールアドレス等を入力するだけでWi-Fiが一定時間利用できるため、お世話になったことがある人も多いはずだ。そんな便利なサービスのひとつであったセブン-イレブンの「7SPOT」が2022年3月31日を以て終了することが発表された。しかし、意外にも“賛成派”が多数だという。いったいなぜだろうか。
7SPOT終了に歓迎の声多数…その理由とは
今回サービス終了となるのは、日本国内にあるセブン&アイグループの各種店舗。2022年3月31日23時59分を以て終了し、以降はセブン-イレブンに来てもWi-Fiに繋ぐことができなくなる。
ネットでは「災害時や携帯キャリアの通信障害時など、セブンに行けば何とかなるという安心感がなくなるのはやや寂しい」という意見もある一方で、大多数は7SPOT終了に賛成。というのも、“無料でインターネットにつなげる場所”として認知されることにより、治安が悪くなっているのだという。
一般客からは「やめればいいと思うよ。コンビニ利用者じゃない人が昼休憩で駐車場にずーっといる光景は異常だし」という声が上がっているほか、セブンの店員を名乗る人からは「小学生が深夜にやってきてスマホつなげてきたり、見た目がアレな人物が無料時間分限界ギリギリまで繋げてる。メリットよりもデメリットが大きい」といった意見も。どうやら、終了を歓迎している人の方が多いようだ。
また、「セブン-イレブンでバーコード決済が出来なかったんだけど原因が7SPOTだった時は脱力したなあ。Wi-Fiを切ったらバーコード決済出来る様になりました」と、通信速度が遅いため逆に不便があったという意見も。たしかに、コンビニのレジでバーコード決済をしようとしたら、自動的にコンビニのWi-Fiに接続されてしまい、なかなかバーコードが更新されない…ということはよくある。セブン-イレブンが身銭を切って提供していたサービスだが、惜しまれることもなく終了という結末になりそうだ。
業界トップの決断を受けて、ローソンとファミリーマートはどう動くのだろうか。彼らも同じく無料Wi-Fiサービスを提供しており、セブン-イレブンと同じような課題を抱えているはずだ。
しかし、コンビニのWi-Fiサービスは、災害時や通信障害時にも使用できることから社会インフラの役割も果たしている。それを考えると、「セブンさんがやめたからウチもやめます」とはいかないのではないだろうか。今後、2社がどう動いていくのか見守っていきたい。
参照元:セブン-イレブン、無料Wi-Fiサービス「7SPOT」を2022年3月31日で終了【CNET Japan】
※サムネイル画像(Image:webapp.7spot.jp)