スマホのキーボードアプリ「Simeji」が、Z世代の最新トレンドを調査し、その中で2021年にもっとも多く使われた「Simeji絵文字大賞」も選ばれた。ネガティブなニュアンスを和らげるものから、ポジティブ感をアップするものまで絶妙な感情表現をしてくれるものまでさまざまな絵文字がノミネート。親しい間柄でのコミュニケーションにぜひ使ってみてはいかがだろうか。
Z世代が「本当に使っている」絵文字ランキング
キーボードアプリ「Simeji」を提供するバイドゥ株式会社が、10歳~24歳の「Z世代」を対象に2021年のトレンドを調査した「Simeji presents Z世代トレンドアワード2021」を発表。年末恒例、<コト部門>の「Simeji顔文字大賞」ではZ世代が今年もっとも多く使った絵文字がランキング形式で明らかになった。トップ5を見ていこう。
5位は「ദ്ദി^._.^)」(ねこぐっど)。ねこに見立てた絵文字が親指を立てるしぐさがキュートだ。4位は「꒰ঌ( ⌯’ ‘⌯)໒꒱」(てんし)で、かわいらしさや尊さを意味するときに使う。トップ5には惜しくも入らなかったが7位にはウーパールーパーを模した「꒰( ˙ᵕ˙ )꒱」(うぱ)がランクインしているように、かわいらしい生き物に似せた絵文字は好まれる傾向にあるようだ。
1位は困ったときに使う「はにゃ(੭ ᐕ))?」逆に時代遅れなのは?
3位は「( •᷄ὤ•᷅)」(お)という眉間にしわを寄せた絵文字。ネガティブな場面で使われるが、気の抜けた表情が暗い気持ちを紛らわせてくれるといった意見もあるようだ。2位は、親指を立てて「いいね!」を表現する「( ˶ー̀֊ー́ )੭”」(ぐっ)。こんな風にキリッとした顔で気持ちよく肯定してくれるとなんだかうれしい。
そして堂々の1位は「はにゃ(੭ ᐕ))?」(はにゃ)だった。お笑いタレント丸山礼が火付け役となり「どうしたものか」「よくわからない」というモヤッと感を角を立てずに表現する使い勝手のいい絵文字がトップに輝いた。
逆に、使うと「古い」と感じる絵文字としてあげられた第1位は「(^_−)−☆」(ういんく)、第2位が「\(^o^)/」(おわた)となった。どれも曲線がなく、記号文字が進化する前時代の絵文字だ。「ウインクという行動自体が古い」「『オワタ』が死語」「そもそも『オワタ』という意味があることを知らない」という痛烈なコメントもあるように、かなりジェネレーションギャップのある絵文字になってしまったようである。
文字でのコミュニケーションを豊かさにしてくれるさまざまな絵文字。取り入れられそうなものがあれば、使ってみると新鮮かもしれない。
出典元:SomejiZ世代トレンドアワード2021【Simeji】