移動の手段として重宝するだけでなく、「乗るだけでも気分が上がってワクワクする！」という人が多いであろう飛行機。搭乗手続きなどを考慮しても、場合によっては新幹線よりも時間短縮かつお得に利用できることも。「快適な空の旅にするため、利用時はいつもお気に入りの航空会社を選ぶ」なんて人もいるのではないだろうか。
では、そんな航空会社の中でも利用者の人気を集めているのは、どこの航空会社なのだろうか。
競争激しい航空業界。第3位は「え、まさかの？」
空港でさまざまな会社の機体を見るのも楽しみの1つという人もいるだろう
国内外の格安航空会社も次々に登場し、競争も激しくなっている航空業界。それでもやはり国内航空会社は、日本人ならではのおもてなし精神や丁寧な対応などから信頼も厚いのではないだろうか。
ねとらぼ調査隊は12月15日、12月に調査を実施した「あなたが一番好きな日本の航空会社は？」というアンケートの結果を発表。早速チェックしていきたいのだが、意外な結果に読者のみなさんも驚くかもしれない。
第3位はまさかの「全日本空輸（ANA）」。ここで名前が出るとは少し驚きだが、日本の航空業界を代表する1社である。日本の航空会社では初めてファーストクラスにフルフラットシートを導入した先駆者。2016年には国内線・国際線ともに日本の航空会社では売上高・座席キロ・旅客キロ・旅客数ともにトップとなった。もちろんサービス面も充実。アンケートには「サービスが良かったしCAさんも皆さん感じが良かった」とのコメントも寄せられている。
となると、1位を争うのは“あの会社”と、いったいどこなのだろうか……？
赤だけでなく、ピンクや緑、青など派手なカラーリングは飛んでいても見つけやすい
2位は「日本航空（JAL）」。国際線シェアでトップを走る、日本で最も歴史ある航空会社だ。2010年の経営破綻から復活を遂げ、やはり「JALを選んでくれるお客様」への思いの強さからサービスはかなりの高品質といわれる。エイビーロード・リサーチ・センターが毎年行っているエアライン満足度調査では「客室乗務員の接客サービス」部門で1位に輝いた（2020年）。
これらの2強を抑えて1位になったのは「フジドリームエアラインズ（FDA）」。2009年から飛行を開始した比較的新しい航空会社であるが、票数も2位・JAL以下を大きく引き離している。静岡空港を拠点としており、空港で目を引く真っ赤な機体の飛行機が特徴。独自の割引チケットサービスなどが人気の理由のようだ。
ところがこの結果には、ネット上からは疑問の声も集まっている。「頑張ってほしい会社ではあるが、ANAとJALよりも好きって、どんな人達が回答したんだろうかねって思います」といった意見や「静岡県民としてはうれしいですが、忖度しまくりじゃないですかね」との声が続々。大手2社に比べてまだ知名度が劣る会社なだけに、今回の結果にあまり納得がいっていないようだ。
とはいえFDAも、ANA、JALと競い合えるユニークなサービスが充実していることは間違いない。その他の航空会社もどのような成長を見せてくるのか、それに対して2強はどう革新を行うのか……。コロナ禍で落ち込みを見せていた航空業界だが、これからの復活劇が楽しみだ。
出典元：あなたが好きな「日本の航空会社」ランキングTOP24！ 「JAL」「ANA」を抑えた1位は「フジドリームエアラインズ」【2021年最新投票結果】【ねとらぼ調査隊】
※サムネイル画像（Image:viper-zero / Shutterstock.com）