東京の浅草駅から渋谷駅までを結ぶ「東京メトロ銀座線」。現存する日本の地下鉄で最も古く、戦前から今日まで日本の進化を見守ってきた鉄道路線だ。東京の都心部を縫うように走る銀座線は、2018年にJタウン研究所が発表した「都民が選ぶ『好きな東京の地下鉄』ランキング」で1位に輝いたこともある。今回はそんな銀座線19駅の中で、名前が“カッコイイ!”と思われている駅名ランキングをご紹介しよう。
オシャレ度トップクラス(?)の表参道駅はトップ3入りならず!
リサーチ系メディア「ねとらぼ調査隊」は2021年12月7日から12月14日に、「名前がかっこいいと思う銀座線の駅は?」というアンケートを実施。今回はその結果からトップ5を抜粋して紹介する。
東京メトロ銀座線のカッコイイ駅名ランキング、第5位は「溜池山王(ためいけさんのう)駅」。銀座線で最も新しい駅であり、駅周辺は山王パークタワーやキャピトルホテル東急といった大きなビルが立ち並ぶビジネス街だ。赤坂や六本木は徒歩圏内の大都会エリア。“王”という文字がかっこいい溜池山王だが、名前負けしない街並みも魅力のひとつだろう。
第4位は、ケヤキ並木が有名な「表参道(おもてさんどう)駅」。表参道のおしゃれなイメージが定着しているのもランクインの理由かもしれない。
三越前だけでなく“高島屋前”“松坂屋前”もあった?
第3位は「赤坂見附(あかさかみつけ)駅」。地方在住者でも聞いたことがある“赤坂”が駅名に入っているのもランクインの理由だろう。高級住宅街で知られる赤坂通りが近いこともあって家賃相場は高めだが、飲食店も充実しており、最近では韓国料理の店が増えて親しみやすい街になったという話も聞く。このランキングを見たネットユーザーからも「赤坂見附は大好きな街の一つです」といった意見が寄せられた。
第2位は「外苑前(がいえんまえ)駅」。港区北青山の高級住宅街として知られるエリアだ。“外苑”が高貴な印象を与える駅名だが、外苑が何かを分かっていない人も少なくない。外苑とは、「明治神宮外苑」を省略した言い方である。ちなみに“内苑”も存在し、「明治神宮」のことを指す。
そして第1位は「虎ノ門(とらのもん)駅」。日本でも有数のオフィス街であり、さまざまな有名企業が本社を構えているエリア。“虎”という字も、“ノ”がカタカナなのも、“門”で締めくくっているのも、すべてがかっこいい駅名だ。これが「虎の門」「虎ノ下」などだったらまた順位は変わっていただろう。ネット上では「城関係の地名かっこ良く感じるのかな」と、地名の由来となった江戸城に関わる名前がカッコよさの理由ではないかと推測する声も聞こえてきた。
また、銀座線以外にも「臨海副都心及び東京モノレールの『天王洲アイル』なんて、斬新でカッコいいと思う」と、別路線の駅を引き合いに出すユーザーも見られている。かっこいい駅名とかっこいい街並みを有する銀座線。今度の休日にふらりと立ち寄ってみては。
出典元:【東京メトロ】「銀座線」で名前がかっこいいと思う駅ランキングTOP19! 「外苑前」を抑えて1位になったのは?【2021年最新投票結果】【ねとらぼ調査隊】
※サムネイル画像は(「写真AC」より引用)