東京で住む場所を選ぶとなると、あなたは何を重視するだろうか。もちろん地価が高すぎてそもそも手が出せないというエリアは存在するが、それでも街ごとに特徴があるため、どこに住もうか悩むという人は多いだろう。通勤通学のアクセスの良さや街の雰囲気、ショッピング施設が充実しているか、物価の高さ、治安の良さなど、優先順位を決めて街選びをしているのではないだろうか。しかし、東京在住ならまだしも地方からやってきて住む場所を決めるというのは、街の特徴もわからないためなかなか難しい。
そこで、そんな方々が参考になりそうな「東京都民に聞いた!『東京都内で引っ越し先として、今後人気が高まりそうだと思うエリア』」の結果をご紹介しよう。
生活利便性と「のどかさ」のバランス感が、エリア選びで重視されている?
アンケートの対象者は、現在東京都に住んでいる男女231人。住宅の基礎知識などを発信するメディア「おうちパレット」が実施した調査で、東京都内で今後「引っ越し先」として人気が高まりそうだと思うエリアは?という質問に対する回答を集計したものだ。
第5位には「目黒区」が入っている。選んだ理由は「祐天寺、学芸大学など渋谷などの大きい駅へのアクセスが良く、のどかな過ごしやすい地域(20代男性)」、「以前から東急電鉄目黒線沿線で都市開発が行われているそうなので、今以上に住みよい街になりそうだから(40代男性)」といったものが挙げられた。目黒区はおしゃれなカフェや雑貨屋などが多く、生活利便性も高いため、都会の便利さとのんびりした住みやすさが両立している街との認識のよう。渋谷区や品川区にも面しているため、遊びにいくにも便利というイメージがあるようだ。
第4位は「中野区」がランクイン。コメントには「都心へのアクセスが良い。飲食店が多い(30代男性)」、「便利な割には騒々しくない(60代男性)」などが見られ、都心へのアクセスの良さや比較的静かな街という点が支持された。新宿区や渋谷区など都心部へのアクセスが良いのも住みやすさを高めているかもしれない。また、地価が比較的安いため人気が高まるだろうと予想されているようだ。
憧れの街として名高い港区は2位!1位は最近、治安を改善しているあの街
続いて第3位は「品川区」だ。東京湾に面した品川区は街並みも綺麗で、都心や副都心、湾岸エリア、川崎・横浜方面へのアクセスは抜群。コメントを見ると「湾岸で交通の要になっている(60代男性)」、「新幹線が止まるようになったし、港南口のほうの開発がだいぶ進んできたから便利(50代女性)」と、どこへ行くにも便利な点を評価する声が多い。また、「自分の周りで人気だから(30代男性)」という、今後も高い人気が今後も続くと考えている人も多いよう。
第2位は「港区」となった。地価が高く、憧れの街として名前が挙がることの多い港区だが、「おしゃれ度が群を抜いている(40代男性)」、「街並みが新しい。高級感がある(50代男性)」など、イメージの良さは今後も続きそうと感じている人が多い。また、港区に住んでいること自体が一種のステータスと考える人も多く、そのイメージはなくならない様子。中には「便利だし資産価値が高そう(60代男性)」と、将来を見越した回答も見られた。
そして栄えある第1位は「足立区」。地方住みの読者からすると意外な結果だったのではないだろうか。足立区はかつて「都内犯罪認知件数ランキング」の上位常連だった街。しかし、今では約8割も刑法犯認知件数が減少したといい、コメントも「物価が安く、都心への通勤も便利。悪かった治安も改善傾向(60代男性)」、「大学をたくさん誘致したことなどにより治安がだいぶ良くなってきたから(50代男性)」と、治安の改善に対して好意的な反応が多い。そして治安の悪さが払拭されると足立区は、都心へのアクセスが良く、再開発も進んでいて、地価も安いと三拍子が揃っている。今後の人気が高まると考えるのは当然かもしれない。
いかがだろうか。新年度に向け東京への引っ越しを予定しているという人は、参考にしてみるといいかもしれない。
出典元:東京都民に聞いた!「東京で引っ越し先として人気が高まりそうだと思うエリア」ランキングTOP30【おうちパレット】
※サムネイル画像は(Image:「おうちパレット」リリースより引用)