荷造りや荷解き、各種手続きなど、なにかと面倒なことが多い「引越し」。やらなければいけないことが盛りだくさんで、引越してから1カ月はバタバタしているなんてこともザラにある。今回は、SUUMOが発表した「引越しの際に面倒だったことランキング」をご紹介。引越しを経験したことがある人なら、思わず「あるある」と頷いてしまう内容が揃う結果となった。
3位「銀行・クレカの住所変更」、2位「ネット回線」
株式会社リクルートが運営する「SUUMO引越し見積もり」は、全国の18~69歳の男女3,134人を対象に、「引越しの際に最も面倒だったこと」のアンケート調査を実施した。
面倒だったこと第3位は、「住所変更(銀行口座・クレジットカード)」。複数の銀行やクレジットカードを契約している人は、一気に住所変更を済ませないと、どこからどこまで変更したか分からなくなってしまう。しかし住所変更を怠ると、有効期限が更新されたカードが送られてきたとき、新住所に届かなくなるためなかなか厄介なのだ。
第2位は「ネット回線の手続き」。ネット回線の工事は、土日だと追加料金を徴収しているところもあり、「もったいないから平日にしよう」と思っているとなかなかスケジュールが調整できないのはあるあるだ。工事が完了してもWi-Fi関係の機器を設置・設定する必要もあり、これがうまくいかないとそこでもイライラしてしまうものだ。
1位は「転出・転入届」、面倒だけどやらなきゃ5万円の過料!?
第1位は「転出・転入届」。面倒だから住民票を移していない、という人もいるが、実は住民票を移すことは法律で義務となっている。正当な理由がなく届け出をしなかった場合は、5万円以下の過料を支払わなくてはいけない可能性があるという。しかし、役所の手続きは平日のみのため、学校や仕事を休まなくてはいけない。オンラインで簡潔に手続きできるようにしてほしいものだ。最近は何かといろいろな行政サービスをマイナンバーカードと紐づけようとしているが、マイナンバーカードを使用してオンライン変更できたらいいのに…と思わないでもない。
ちなみに、4位は「電気・水道・ガスの手続き」、5位は「住所変更(運転免許証)」。1~5位まで手続き系が並んだが、第6位に「近所への挨拶」がランクインした。特にコロナ禍のいまだと、何を渡すのか、そもそも挨拶をしていいのか迷う人も多い。回答者からは「コロナの影響で挨拶しにくい雰囲気がある」「コロナ禍ということもあり対面で渡して良いものか迷ったし、渡す物自体も少し迷った」といった声が寄せられていた。
なにかと面倒なことが多い引越しだが、すべて終えた時の達成感はひとしお。爽やかな気分で新生活をスタートしたいものだ。
出典元:どうすればいいの?コロナ禍の引越し挨拶のマナー【SUUMO】
※サムネイル画像(Image:Terence Toh Chin Eng / Shutterstock.com)