新型コロナウイルスの影響により、自粛ムードがたちこめた2021年。そんなうっぷんを晴らすかのように、感染予防対策が浸透した今年のクリスマスイブは、日本中のいたるところで賑わいが生まれ、幸せなひとときを過ごした人も多いことだろう。しかし、日本のロックファンにとって、12月24日は忘れなられない“悲しい日”であることをご存じだろうか。ロックバンド・BOØWYが1987年12月24日に突如解散宣言をしたのだ。
今回は、今もなお復活が望まれる伝説のバンドに敬意を表し、「復活してほしい日本のバンド」ランキングを紹介する。果たして、BOØWYは何位にランクインしていのか。
ハイトーンボイスが映えるロックバンドがランクイン
ねとらぼが実施した「復活してほしい日本のバンド」ランキングのアンケートでは、第2位に2組がランクインした。1組目は「JUDY AND MARY」。1993年に結成し、女性ボーカル・YUKIののびやかなボーカルとキュートなルックス、ポップからロックまで幅広いジャンルを奏でる高い演奏技術で人気を博し、2000年3月に発売されたベストアルバムは200万枚以上のセールスを記録。さらなる活躍が期待されるなか、2001年に解散。このランキングをみたネットユーザーからも「ジュディマリは大好きだった」といったコメントが寄せられた。
2位の2組目は「X JAPAN」。YOSHIKIとTOSHIを中心に結成されたヴィジュアル系ロックバンドの先駆けで、日本の枠に収まらずアジアやヨーロッパのライブシーンを席巻した。解散後も、ボーカルのTOSHIは「水曜日のダウンタウン」(TBS系)などのテレビ番組で歌声を披露しており、X JAPAN時代と変わらぬハイトーンボイスでお茶の間を驚かせている。
第1位は「LAST GIGS」で伝説となったあのモンスターバンド!
そして、栄えある第1位に輝いたのは「BOØWY」。1981年に結成し、1988年の解散まで光の如く駆け抜けたモンスターバンドである。その偉業は数知れず、5枚目のアルバム「BEAT EMOTION」と6枚目のアルバム「PSYCHOPATH」は、当時のロックバンドとしては異例のアルバムミリオンセラーを記録。解散宣言後の東京ドームを会場とするライブチケットは10分で完売し、東京ドームのある文京区の電話回線がパンクするというBOØWY旋風を巻き起こした。
人気絶頂のなかでの解散というストーリーを含めた“BOØWY伝説”であるため、ファンとしても「復活せず、伝説のままでいてほしい……」という気持ちもあることだろう。実際、ネット上には「BOØWYは一番復活して欲しいけど一番復活して欲しくないバンドでもある。あそこで終わったからこそ伝説になってる訳で」「正直、見てみたいと思う。でも復帰しても幻滅するだけだと思う」といった冷静な意見も寄せられている。しかし、それでも復活を望む声が挙がるのは、30年以上経っても色あせないカッコよさがあるからだ。昭和から平成の音楽シーンを彩った伝説のロックバンドたちは、令和の時代にも「もしも復活したら……」という夢と希望を与え続けている。
出典元:「復活してほしい日本のバンド」ランキングTOP12! 1位の「BOØWY」に続く2位は?【ねとらぼ調査隊】