メルカリ「利用制限」の解除方法・違反行為一覧 – 無期限の利用制限の解除法はある?

メルカリで「違反行為」を繰り返し行うと、アカウントに「利用制限」をかけられることがあります。軽微な違反であれば制限も軽いもので済みますが、重大な違反の場合はアカウントの「無期限の利用制限」となるため注意が必要です。本記事では、メルカリの利用制限の概要や該当する違反行為、利用制限の解除方法などについて解説します。

メルカリの「利用制限」とは?

メルカリには「ガイドライン(利用規約)」があります。これに違反する行為を行ったユーザーに対して、メルカリが課すペナルティが「利用制限」です。利用制限の内容や期間は、違反の程度によってさまざまです。

たとえば利用制限が課せられる可能性がある行為として、メルカリが定めた取引手順や決済方法以外で、取引を進めることが挙げられます。メルカリにおける正常な取引手続きは、下記の画像のように進みます。

メルカリの「利用制限」とは?

たとえば①の出品時にそもそも手元に商品がない(無在庫販売)や②購入・支払いを外部サイトで行うことなどは利用制限を課せられる規約違反に相当します

(画像は「メルカリ」より引用)

本章では、メルカリの代表的な違反行為や、基本的な利用制限の解除方法について解説します。

メルカリの代表的な違反行為一覧

下記7つのような行為は、メルカリで「違反行為」と判断される代表的な行為なので、行わないようにしましょう。

・メルカリのシステム外で取引を行う
・メルカリが定めた取引手順を守らない
・架空取引やマネーロンダリングを行う
・ユーザーを外部サイトへ誘導する
・誹謗中傷や低俗な行為を行う
・商品の手渡しを強要する行為
・手元にない商品を販売する

先述のように「無在庫販売」や「メルカリのサービス外での取引の実施」などは規約違反です。

なお近年では新型感染症の流行によって「転売行為」が社会問題となったため、「供給不足の商品を、通常より著しく高額な価格で出品する」行為も厳しい取り締まりが行われるようになりました。

メルカリの代表的な違反行為一覧

一部の「うがい薬」の出品が、禁止行為に指定されました。同様にマスクやハンドソープ、除菌シートやフェイスシールドなども禁止出品物に指定されています

(画像は「メルカリびより」より引用)

基本的な「利用制限」の解除方法

軽微な違反であれば、利用制限をかけられることはなく、ごく軽い警告措置で済むことが多いです。たとえば「アカウント自体には大きな問題はないが、商品には問題がある」場合は、該当商品の削除や出品停止が行われます。一方でアカウント自体に問題がある場合は、プロフィール情報の変更や本人確認の要請などが行われます。

メルカリ事務局側の指示どおりに商品やプロフィールを改善すれば、再び通常どおりメルカリを利用できます。もし利用制限が課せられたとしても、軽微な違反であれば1日間や3日間など、短期間で済むことが多いです。

しかし、利用制限がかけられた場合は、制限期間が経過するのを待たないとメルカリを使えません。利用制限が継続する期間は、違反の頻度や内容によって総合的に判断されており、メルカリ事務局側は判断基準の詳細を公表していません。

なお、何度も違反を繰り返したり、悪質な行為を行ったりした場合は、「無期限の利用制限」となります。無期限の利用制限はアカウントの永久停止を意味し、復活させることは難しいので注意が必要です。
具体的に「無期限の利用制限」に該当する可能性がある行為の例は、次のパラグラフで解説します。

メルカリで「無期限の利用制限」を課せられる可能性がある行為

メルカリで無期限の利用制限を課せられる可能性が高い行為の一例が「無在庫の商品を販売すること」や「知的財産権侵害」などを行ったりした場合です。
たとえば無在庫の商品出品は、下記のような流れで行われます。

メルカリで「無期限の利用制限」を課せられる可能性がある行為

①出品者が無在庫の商品をメルカリに出品します。②ユーザーが商品を購入します。③出品者が大手通販サイトなどで商品を注文して、送り先に購入者の住所を直接指定します。④大手通販サイトが購入者に商品を発送します。⑤購入者に商品が届いた後、メルカリから出品者に代金が支払われます

メルカリでは「手元にないもの」の出品が規約で禁止されています。一方、無在庫販売は出品時には、出品者の手元にはありません。出品者は注文が決定してから外部の通販サイトなどで商品を仕入れ、発送先を購入者の住所に指定している形です。

こうした行為が発覚した場合、ただちに無期限の利用制限となる可能性があります。

メルカリで無期限の利用制限を受けた際の解除方法

実際に違反行為を行って無期限の利用制限を課せられた場合でも、謝罪文をメルカリ事務局に送れば解除されるケースがあります。謝罪文は下記のように反省の意思を丁寧に伝えるものにすると良いでしょう。

「先日、手元にない商品を複数回出品し、その結果としてメルカリ事務局様から「利用制限」の通知をいただきました。利用規約への理解が不足しており、購入者の方々にご迷惑をおかけしてしまったことについて、深くお詫び申し上げます。今後は利用規約を遵守して参ります。このたびは本当に申し訳ありませんでした。」

また違反行為に心当たりがないにもかかわらず、無期限の利用制限が行われた場合は、メルカリ事務局側に事実誤認があったのかもしれません。まずは問い合わせを行い、利用制限に対して異議の申し立てを行いましょう。

メルカリの利用制限の解除についてよくある質問

最後にメルカリの利用制限を解除する方法について、よくある質問をまとめました。

利用制限中にメルカリの中でできることは?

メルカリで利用制限をかけられたとしても、下記3つのことはできます。

・出品中の商品の編集と削除
・出品中の商品へのコメント
・取引中の商品でのやり取り

自身が出品している商品や、取引が進行している商品に関しては、通常どおりやり取りや編集ができます。ただし、それ以外のアクションは制限されていて、新規商品の出品・他ユーザーの商品の購入やコメントなどはできません。

利用制限の「理由が分からない」時の対処法は?

利用制限に心当たりがなかったり、理由が分からなかったりする場合は、メルカリ事務局に問い合わせてみましょう。メルカリでは、事実誤認によって利用制限が行われるというケースも、ときどき発生しているようです。違反行為がなかった場合は、利用制限が解除される可能性は高いでしょう。

「このユーザーは利用が制限されています」の対処法は?

自分が出品している商品へのコメントに返信しようとしたところ、「このユーザーは利用が制限されています」というエラーが表示されることがあります。原因として考えられるのは、そのユーザーがコメント後に利用制限を受けたということです。

この場合は、1日ほど待ってから再度試してみると、返信できるようになっていることがあります。もし数日経っても状況が変わらない場合は、メルカリ事務局に問い合わせてみましょう。

まとめ

メルカリでは、ガイドラインに違反したユーザーに対して、利用制限が行われることがあります。メルカリが定めた手順以外の方法で取引や決済を行ったり、無在庫の商品を出品したりすると利用制限の対象となります。悪質な違反の場合は、無期限の利用制限が課せられることもあるため、利用規約を守ってメルカリを利用するようにしましょう。

オトナライフ編集部
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