今、TVやネットで“ボリューム満点の加工食品が激安で買える!”と話題の「業務スーパー」。筆者もよく利用しているが、いまだに現金払いしかできない店が多い。だが、そんな業務スーパーで、ついに専用の電子マネー「Gyomuca(ギョムカ)」が登場したのをご存じだろうか? まだ、ごく一部店舗でしか使えないが、業務スーパーでもポイント還元されるので、さらにお得に買い物ができるぞ!
そもそも「業務スーパー」って何なの? 一般客でも買い物できる?
最近、米国発の倉庫型会員制スーパー「COSTCO(コスト)」などと比較されることも多い「業務スーパー」。とにかく“驚くほど加工食品がおいしくて安い!”と、TVやネットでも話題沸騰中だ。
そもそも業務スーパーは、兵庫県に本社を置く「神戸物産」が手掛けるスーパーマーケットのこと。1981年にはすでに「業務スーパー」という名称で全国展開を始めており、2021年11月末時点で日本全国に直営店・FC店を含め945店舗を構えている。
業務スーパーは飲食店向けに「プロの品質とプロの価格」をウリにしているが、もちろん一般客も利用可能。とくに有料会員になったりする必要もなく、誰でもおいしい食品を激安で買えるので、筆者もよく近所の業務スーパーを利用している。
神戸物産は食品加工の自社工場を所有しているので、とくに業務スーパーの「プライベート・ブランド(PB)商品」は品質がよくて量も多いのに激安なのがうれしい。
そんな業務スーパーで、筆者が唯一不満なのは、いまだに現金払いのみの店が多いこと。最近はクレジットカードや交通系ICカードが使える店も増えてきたが、流行りのPayPayや楽天ペイ、d払いといったスマホ決済アプリが使えるところはかなり限定的である。
Gyomucaにチャージすると1,000円で5pt還元!
現金払いのイメージが強い業務スーパーだが、ついにキャッシュレス決済アプリが導入された。それが業務スーパー公式アプリ「Gyomuca(ギョムカ)」である。
Gyomucaには電子マネー機能が組み込まれており、対応店舗に設置された専用チャージ機で、1,000円をチャージすると5ptが加算されるので、0.5%還元となる。
また、貯まったポイントは100ptごとに100円分の電子マネーに交換でき、業務スーパーでの買い物に利用できるのだ。
ちなみに、Gyomucaはリアルカードも発行可能らしいが、こちらは、カード発行手数料が100円かかるので、やはり無料で使えるスマホアプリを使ったほうがいいだろう。
Gyomucaに何かデメリットはないの?
業務スーパーで、ついに電子マネー「Gyomuca」が使えるのようなったのは非常にうれしいニュースだが、2022年1月現在、Gyomucaは神戸市の「石守伊川谷店」と大阪市の「天下茶屋駅前店」の2店舗でしか利用できない。
今後、利用できる店舗を増やすとしているが、関東在住の筆者が利用できるまでには、まだまだ時間がかかりそうだ。
しかも、Gyomucaは店内の専用チャージ機を使って、現金でチャージするしかないので、クレカやネット銀行でのチャージでポイントを2重取りすることなども難しそうである。
また、ポイント還元率は0.5%しかないので、現状では1%還元のクレカを使って買い物をしたほうがお得であろう。
とはいえ、Gyomucaは電子マネー機能以外に、店舗検索やチラシ、お買い得情報などのお知らせなども届くようになっている。今後、割引クーポン機能などが加われば、かなり利用価値の高いものになる可能性はあるだろう。
●神戸物産「業務スーパー」(公式)は→こちら
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