スマートフォンを使った決済方法といえば、近年はQRコード決済の勢いが加速し世の中にも一気に広まってきている。しかし「モバイルSuica」や「iD」、「モバイルWAON」など、「電子マネー」とも呼ばれるスマホ非接触決済サービスも忘れてはいけない存在だ。
今回は、そんなスマホ非接触決済サービスの満足度ランキングについてお伝えしていきたい。
スマホ非接触決済サービス、総合満足度が発表される
モバイルSuicaをはじめとした、スマホ非接触決済サービス(電子マネー)最大の魅力はなんといっても「決済時のスピード感」だろう。JCBが2019年に発表したキャッシュレス決済の決済速度に関する実証実験によれば、スマホ非接触決済サービスの決済速度は平均8秒だったという。現金決済では平均28秒、近年増えたQRコード決済でも平均17秒かかってしまうだけに、そのスピード感にほれ込んだユーザーから今後も一定の支持を確保していきそうだ。
そんなスマホ非接触決済6サービス(「モバイルSuica」「iD」「楽天Edy」「QUICPay」「nanacoモバイル」「モバイルWAON」)の満足度を比較する「2022年1月スマートフォン決済(非接触)の満足度調査」がMMD研究所によって行われ、1月31日にその結果が発表された。
その内容によれば、総合満足度で3位となったのは「楽天Edy」だ。調査では、「楽天ポイントがたまりやすい」など、やはり楽天グループとしての強みを感じているユーザーの声が多く寄せられた。そして総合2位には「iD」がランクイン。部門別の評価では「お得部門」「信頼部門」で2位を獲得するなどの活躍を見せて上位に食い込む結果となった。
総合1位はモバイルWAONに決定!
そして堂々の第1位に輝いたのは「モバイルWAON」だ。「お得部門」「信頼部門」の1位をはじめ、4部門全てで安定した評価を得たことがトップの座に輝いた理由と言えそうだ。
一方、部門別の評価で見ると1位のモバイルWAONと同じ2部門(「アプリデザイン部門」「利便性部門」)で1位を獲得した「モバイルSuica」は、「お得部門」の5位も響いてか総合満足度では6サービス中5位とかなり低迷している。同じ二冠のサービスながら、明暗がはっきりと分かれる結果となった。モバイルSuicaは、電車通勤をしている関東圏のサラリーマンであれば持っていて損はないサービスなのだが…。
モバイルWAONは、1位評価を逃した部門でも十分高いスコアを獲得しており、次の調査では全部門で1位を獲得し“完全制覇”を果たしてもおかしくない結果だった。次回はモバイルWAONが絶対王者として君臨するのか、はたまたモバイルSuicaが逆襲を見せるのか。その推移にも要注目だ。
イオンの総合アプリ「iAEON」と「イオンペイ」の詳しい使い方は→こちらで確認してほしい。
出典元:スマホ非接触決済6サービスの総合満足度1位は「モバイルWAON」【MMD研究所】
※サムネイル画像は(Image:「イオン」プレスリリースより引用)