NTTドコモは、2022年6月3日から「dポイントクラブ」の内容を一新すると発表した。現状ではドコモ回線継続利用期間か過去6カ月間のdポイント獲得数に応じて「ステージ」が変化し、それに応じた料金割引やdポイントが進呈されていた。しかし、今回の改定では5つの「ランク」制度を設け、d払いやdカードなどの支払いやドコモの回線利用などでdポイントをたくさん貯めると、dポイントの還元倍率が最大2.5倍になるという。そこで今回は、dポイントクラブの改定について詳しく解説しよう。
6月3日からdポイントクラブの内容が大幅に変更される!
NTTドコモは、8,700万人以上が利用しているポイントプログラム「dポイントクラブ」について、2022年6月3日から内容を一新すると発表した。
dポイントクラブはコンビニやファーストフード、ネットショッピングなど、全国8万6,000店舗(2021年3月末時点)での買い物で、貯まる&使えるポイントプログラム。
NTTドコモのケータイやahamoの契約がなくても利用できるが、Amazonでのd払いなど、一部サービスはドコモ回線契約がないと利用できないこともある。
現在の「会員ステージ」は、“ドコモ回線継続利用期間”か“過去6カ月間のdポイント獲得数”に応じて毎月決定されるようになっている。
このステージでは料金割引やdポイント進呈、グルメ、旅行などで使える優待サービスが利用できるほか、ドコモのギガプラン契約者は毎年誕生月に最大3,000ptがもらえる「ずっとドコモ特典」などが受け取れる。
だが、今回の改定ではこの会員ステージ制を廃止し、新たに「ランク」に応じてdポイントカードのポイント進呈倍率がアップする「ポイント倍率アップ特典」や、ドコモ回線の長期契約者を対象とした「長期利用ありがとう特典」などを新たに導入することになったのである。
5つ星ランクならdポイントカードのポイント進呈倍率が2.5倍に!
2022年6月3日から導入されるdポイントクラブの「ランク」制度は、d払いやdカードなどを使って、街やネットショップの加盟店で買い物したり、ドコモのサービス利用でdポイントをたくさん獲得すると、dポイントカードのポイント進呈倍率がアップするというもの。
判定対象期間は3カ月間で、期間内に獲得したdポイント獲得総数によって5つのランクに判定される。具体的にはdポイント獲得数が100pt以上は2つ星、600pt以上で3つ星、1,500pt以上は4つ星、5,000pt以上は5つ星と判定される。
このランクによって「ポイント倍率アップ特典」では、dポイントカード利用時のポイント進呈倍率がアップする。2つ星は1.5倍、3つ星と4つ星は2倍、5つ星になると2.5倍まで増えるのだ。
なお、新しい「ランク判定」の対象になるのは、dポイントカードの提示、d払いとdカードの決済、ドコモのケータイ、ドコモ光、ドコモでんき等の利用、dカードGOLD特典などで獲得したdポイントである。
■dポイントクラブ「ランク」判定対象ポイント
【街やネットのお買い物でdポイントをためる】
[1]dポイントカードのご提示でためる
[2]d払いのお支払いでためる
[3]dカードのお支払いでためる
【毎月のご利用料金でためる】
[1]ドコモのケータイ利用でためる
[2]ドコモ光の利用でためる
[3]ドコモでんきの利用でためる
[4]ドコモのサービス利用でためる
【dカード GOLD特典でためる】
[1]ドコモのケータイ利用/ドコモ光の利用でポイント10%還元(10%ポイント還元)
[2]ドコモでんき Green dカード GOLDご利用特典(10%ポイント還元)
[3]ahamo × dカード dカード GOLDご利用額還元特典(10%ポイント還元)
※ランク判定は3カ月間(3月1日より)
※ランク判定日は毎月3日
ドコモ回線長期契約者は誕生月にd払いの還元率が最大+20%に!
今回のdポイントクラブの改正では、ドコモ回線の長期契約者に対してもちゃんと「長期利用ありがとう特典」が設けられている。
これはドコモの携帯電話回線でギガプラン等を3年以上契約している人が対象となり、誕生月のd払い還元率が10年以上であれば、最大+20%までアップするというもの。
ただし、dポイント進呈上限は契約しているドコモのプランで変化し、上限5,000ptとなるのは「5Gギガホ」「5Gギガホ プレミア」「ギガホ プレミア」「ギガホ」のみ。「5Gギガライト」や「ギガライト」では上限3,000ptとなる。
まとめ
いかがだろうか? 正直これまではパッとしなかったdポイントクラブのステージ制度だったが、今回の改定で、判定基準が3カ月に短縮されたうえにランクの判定基準も引き下げられた。
しかも、誰でもdポイントをたくさん貯めればポイント進呈倍率が2.5倍になるし、ドコモの長期契約者であれば誕生月の特典も得られるので、かなりdポイントが貯めやすい制度に改善されたと思う。
今後は、PayPayや楽天ペイ、au PAYだけでなく、dポイントを中心としたドコモ&dポイント経済圏でがっぽりポイントを稼ぐ人が増えてくるかもしれない。
●dポイントクラブ「dポイントクラブのステージとは」(公式)→こちら
●NTTドコモ「「dポイントクラブ」期間限定ウェブサイト」(公式)→こちら
●d払い(公式)→こちら