保険相談サービスを提供する保険マンモス株式会社は2022年2月7日、「お金がない状況」を経験したことがある20歳以上の男女を対象に「お金がない状況に関するアンケート調査」を実施。500名から回答を得た。回答者の職業は「正社員(公務員以外)」「主婦・専業主婦」「パート・アルバイト」「自営業・フリーランス」から「無職」や「学生」など様々。
これらの人々は、一体どういう原因でお金が無くなってしまったのだろうか?
お金がないと困っている人たちは、何にお金を使っている?
ではさっそく、「お金がない状態になった(なっている)理由/お金を多く使っているもの(複数選択可)ランキング」を発表していこう。
第7位は「コスメ」56票、第6位は「自分の医療費(健康診断・歯医者・予防も含め)」59票、第5位は「その他」64票、第4位は「ファッション用品」71票という結果に。そして第3位は「子供や親族にかけるお金」89票、第2位は「外食・交遊費・交際費」109票だった。ここまでの結果では、医療費などの必要経費というよりもファッション用品やコスメ、外食・交遊費・交際費など、必要最低限揃えば必ずしもたくさん必要でないものに注ぎ込んでしまっているという人も多数いるようだ。また、子供や親族は、想定以上に育てるのにお金がかかったということなのだろうか……。
そして、第1位の結果はというと、意外にも「食費(食料・飲料・菓子など)」という結果に。得票数は2位以下に大きく差をつけて173票とぶっちぎりだった。食費といったら、生活していくためには必要不可欠なものだが、どこそこの高級ブランドのものが体に良いとか、オーガニック栽培されているものでないと子供に食べさせたくないなど、かけようと思えば際限なくお金をかけてしまえるものであるから、ある意味恐ろしい。
5位に位置した「その他」の中では、「ギャンブル」「オタク活動、推し活(グッズ・遠征費など)」「嗜好品(酒・タバコなど)」「ゲーム、アプリなどへの課金」など、中毒性や依存性の高い項目も目立った。
続いて「お金がない状況から、何か対策をしたか?またはする予定があるか?(複数選択可)」という質問では、「できる限り節約」が最多の回答で76%。急に収入が増えるなんてラッキーは滅多にないと考えると、支出を減らそうと考えるのがスタンダードのようだ。以降は「副業」35%、「フリマやネットオークション、リサイクルショップ等でものを売る」28%などの収入自体を増やそうとする動きが続いた。そしてそれぞれ7%と少数派ではあったが、「親や友人にお金を借りる」「カードローンやクレカのキャッシング枠などのサービスを利用してお金を借りる」という人も。
この他には、御祝儀や御香典が支払えないので冠婚葬祭への参加を辞退したり、任意整理や自己破産を行ない、すでにある借金の債務整理をするという最終手段的措置を取る人もいるようだ。
お金がないと、満足な食事ができなかったり、必要な支払いができなかったりするだけでなく、金銭の貸し借りによる人間関係の支障が生まれたり、ストレスが溜まって生活に支障が生じたりと、良いことは一つも無い。収支のバランスを考え、相応の生活から駆け離れないよう気をつけたいものだ。
出典元:お金がない!やばい!滞納すると危険な支払い&お金を借りる方法【マンモスとお金を学ぶ】