【交通系ICカード】活用方法調査、所持する理由は?鉄道以外で広がる利用先が明らかに

今や多くの人が日常的に利用しているであろう「交通系ICカード」。鉄道やバスなどの交通機関だけでなく普段の買い物でも利用できるので、その活躍の場は広いのではないだろうか。最近では、スマートフォンやクレジットカードと連携してより便利に使っている人も存在する。

今回はそんな交通系ICカードに関する調査結果をご紹介。所有している理由は? 鉄道以外ではどこで使っているの? もはや、お財布の代わりとしても活用できそうな交通系ICカードの利用について見ていこう。

なぜ交通系ICカードを持っているの?

やはり「便利」な交通系ICカード(​「株式会社ナビット」調べ)

株式会社ナビットは2021年9月、「交通系ICカード」についてのアンケート調査を実施した。対象は全国の主婦を中心とした男女1,000人。そのうち76.0%が「交通系ICカード所有している」と回答し、「以前所有していた」も6.0%と、全体の80%以上が所有経験があることがわかった。

「交通系ICカードを所有している理由は何ですか?」という質問項目では、最も多かった回答は「便利だから」で37.1%だった。とてもシンプルで当たり前のように思える回答だが、これが一番重要なのではないだろうか。便利でなければ、みんながわざわざ利用しようとは思わないだろう。便利さの追求が利用者を伸ばす秘訣なのかもしれない。

続く「通学・通勤定期として」が15.2%。交通系ICカードを利用している人の中にも、定期を作ったことをきっかけに利用するようになったという人がいるのでは? はじめは定期としてのみの利用だったが、生活の中でその利用の場を広げていった人も多いだろう。

そして「ポイントが貯まるから」が13.0%。定期券の購入や日々の鉄道利用、チャージなどでポイントを受け取れるシステムに魅力を感じている人もいるようだ。日常的なICカードの利用でポイントをもらえるのはオトク感満載なのではないだろうか。とても便利な交通系ICカード。普段のお買い物でも使えるのが魅力のひとつだが、鉄道以外ではみんなどんなときに利用しているのだろうか。

鉄道以外では手軽さ重視の場所で大活躍(​「株式会社ナビット」調べ)

次に、「交通系ICカードを鉄道以外でどこで使用しますか?」という質問項目を見ていこう。

回答が多かったのは「コンビニ(19.8%)」、「自動販売機(18.3%)」、「駅構内店舗(15.3%)」の3つだ。この3つは、とくに時間をかけずにササッと買い物をしたいという人が多く利用しているのではないだろうか。財布の中身と、にらめっこする必要がなく、支払い時にかかる時間が比較的少なく済むのも交通系ICカードの魅力だ。ICカードが利用できる自動販売機が少ない地域もあるが、利用可能な自動販売機がさらに普及すればもっと利用率は伸びることも考えられそうだ。

トップ3以外では「商業施設」(9.6%)や「スーパー」(5.4%)などが並び、身近な存在であることがあらためて伝わってきている。定期券として利用できるだけにとどまらない、日々の生活のさまざまな場面で使える「便利」という点は、私たちが何かを利用するにあたって、とても大事なポイントなのかもしれない。

出典元:JR系を中心に2億枚を超えた交通系ICカード【データ活用なう

※サムネイル画像は(Image:「株式会社ナビット」プレスリリースより引用)

オトナライフ編集部
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