店舗に行くことなくネット上で出入金ができるなど、なにかと便利な「ネット銀行」の2022年版満足度ランキングが発表された。新興勢力が乱立しているネット銀行だが、サービス内容や特色もさまざまで、選択によってはより効率よく貯蓄が増やせることもある。新たな銀行選びの参考にしてみてはいかがだろうか。
乱立するネットバンク、評価が高いのは?
原則として店舗を設けず、主にインターネットや電話などを介した金融サービスを展開する「ネット銀行」。6月1日、あらゆる商品やサービスの顧客満足度を調査する株式会社oricon ME(オリコン エムイー)が、10代から70代の全国2,147人の回答をもとにした「2022年 ネット銀行ランキング」を発表した。
5位に入ったのはソフトバンクグループ傘下の「PayPay銀行」だ。「どの程度サービスを推奨したいか」を表す推奨得点は68.4点。QRコード決済の「PayPay」との互換性が高く、PayPayユーザーにとってはメリットが大きい。
4位は「大和ネクスト銀行」で、推奨得点は68.7点でPayPay銀行とは僅差。「振り込み登録済みの箇所へ振り込む際は、最小限幅入力で済む」というコメントもあるように、提供サービスの充実のほかサイトの使いやすさにも強みがあるようだ。
1位は2年連続で「住信SBIネット銀行」
3位にランクインしたのは「auじぶん銀行」だ。推奨得点は68.9点で、三菱UFJ銀行のATMが無料利用できることや、他行への振込み手数料の無料回数の多さが評価された。またキャンペーンの項目では満足度1位を獲得しており、定期預金や外貨預金で高い金利を提供してくれるところも魅力だ。
3位から得点を引き離して、2位となったのは「ソニー銀行」だ。推奨得点は72.0点。サービス内容の満足度に加え、項目別ランキングではサイトとアプリの使いやすさでトップとなっている。ストレスなく利用できる仕様は、ネット銀行において非常に重要だろう。
そして、得点差わずか0.1点とごく僅差ながら、見事1位となったのは「住信SBIネット銀行」だった。推奨得点は72.1点で、ユーザーからは「サイトもアプリも使いやすく、提携ATM(コンビニ)も多く、手数料無料回数も多い」とオールラウンドに評価が高いほか、項目別ランキングではシステムの安定性においても1位を獲得していた。
数あるサービスを比較・検討することは骨が折れるが、使用する頻度や目的などをランキングと照らし合わせれば、少しはラクに選ぶことができるかもしれない。これを機に、自分の銀行口座も見直してみてはいかがだろうか。
出典元:おすすめのネット銀行ランキング・比較 調査対象企業8社 実際の利用者2,147人に調査【オリコン顧客満足度調査】