クレジットカードやスマホを使ったバーコード決済などキャッシュレス化が急速に進んでいるが、まだまだ「カードだけ持っていれば大丈夫」「スマホだけで十分」とはならないのが現実だ。株式会社レビューが運営する口コミ情報サイト「さぶろぐ」による調査で、キャッシュレス化しても「絶対にお財布に入れておきたいもの」ランキングが公表された。
財布に入れておきたいもの、1位は「現金」!
「キャッシュレス化が進んでも絶対にお財布に入れておきたいもの」と題して行なわれたアンケート調査には、全国の10歳以上の150人が回答。ランキング化した結果がこちらだ。まず全体の76%が「入れておきたい」と答え、圧倒的1位となったのが「現金」だった。
「最低限の現金として、1,000円札1枚と500円、100円、10円硬貨を数枚ずつ持ち歩いている」といった、かなり計画的な声から、「近所の商店街の店舗では、いまだにキャッシュレス決済できない店もある」「不意に現金しか使えない場面に出くわすことが多々ある」といった普段の生活のすべてがキャッシュレスで済むわけではないといった声まで、“日々の備え”として現金の必要性が感じられる結果となった。続いて、2位以降のランキングがどうなっているのか見ていこう。
現金以外にも、入れるものは意外と多い
2位にランクインしたのは「身分証明証」だった。コメントでは「自分の身に何かが起きてしまったときのために常に持ち歩いていないと、相手に自分の身分を証明することができなくて困ってしまうから」「必要な場面が突然くるので」などより切迫したシーンを想定していることが伺われ、いざという時の備えの意味で持ち歩いている人が多いことがわかる。
さらに、身分証明証として使いがちな運転免許証はドライバーにとって必携だ。「いつ車を運転するかわからないので、免許証はいつも持ち歩いているため」と、管理のしやすい財布の中が定位置になっているという声も聞こえた。
身分証明証と僅差で3位となったのは「クレジットカード」だ。キャッシュレス決済に必要なクレカも、従来の習慣から財布が定位置になっているのだろう。
4位以降は、4位「保険証」、5位「ポイントカード」とまだデジタル化が進んでいないアイテムが並ぶ結果となった。また、6位にランクインした「レシート」は、キャッシュレス化が進んだからこそ利用内容の確認に必要だとして、“しまっておく場所”としての役割を財布が果たしているという声も聞こえる。「持ち運ぶもの」から「しまうもの」へ、用途が変わっているという部分に時代の変化を感じる。
出典元:さぶろぐ
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