QRコード決済業界の絶対王者として、圧倒的なシェアを誇っている「PayPay」。8月18日には登録ユーザー数が5,000万人を突破したことが発表され、その規模の大きさを改めて知らしめていた。しかしそんなPayPayで「一部ユーザーがPayPayを利用できなくなる」というアナウンスが発信されている。いったいどのようなユーザーが対象で、対処法はあるのだろうか?今回はその案内についてお伝えしていきたい。
PayPay、アプリの一部バージョンが8月25日から使えなくなることをアナウンス
PayPayは8月19日、公式ページのお知らせページで「PayPayアプリ(Android版)のバージョンアップをお願いします」という案内を公開した。それによれば一部のバージョンのアプリを使用しているユーザーに限り、25日以降利用できなくなるという。
対象となるバージョンは、Android OS版のバージョン3.44.0から3.50.0まで。使用しているアプリのバージョンはPayPayアプリ右下の「アカウント」内の最下部で確認できるため、PayPayユーザーはいま一度自分のアプリのバージョンをご確認いただきたい。
該当バージョンのユーザーに対して事前のアップデートを推奨している。また、25日以降に「アップデートのお願い」が表示された場合にも、「『アップデートする』ボタンもしくはGoogle PlayよりPayPayアプリを最新版に更新してください」と伝え、アプリの更新を促した。
「普段使わないから関係ない」そんなユーザーこそ注意すべき?
筆者が自身のアプリを確認したところ、バージョンは「3.53.1」だった。ちなみにGoogle Play上の記載情報によれば、このバージョンは8月15日に更新された最新バージョンとなっている。
さほど積極的にPayPayを使用しているとは言い難いライトユーザーの筆者だが、それでもアプリは最新バージョンになっていた(自ら更新した記憶はないのだが)。筆者のように「頻繁に使うわけじゃないけどアプリは入れている」程度のユーザーでも自動で更新されていると考えれば、最新版より数段前のバージョンを利用しているユーザーはかなり限られた存在になってくることだろう。少なくとも今回の「アプリが使用できなくなる」問題でPayPayの業界シェアが揺らぐことになるほど大きな影響を与えることは無さそうだ。
しかしそれでもごく一部に該当ユーザーがいるからこそPayPayもこうした案内を発信しているのだろう。普段ほとんど使わないユーザーほど、いざ使おうとしたときに「あれ?なんで使えないの?」というトラブルに巻き込まれてしまう可能性を秘めている。
普段使わないからこうしたお知らせは無関係だろう、と高をくくっているユーザーほどあぶない。それだけは心に留めておきたいと考えさせられる事例と言えるかもしれない。
参照元:PayPayアプリ(Android版)のバージョンアップをお願いします【PayPay】
※サムネイル画像(画像は一部編集部で加工しています)