SuicaやICOCAを利用して10〜15%還元を受ける方法 – 定期券を購入しないならコレ!

コロナ禍で長期間テレワークを続けていると、定期券を購入しなくなります。たしかに週に1~2日しか出社しないなら定期券を買うのは損でしょう。紙の回数券を使う方法もありますが、2022年9月末までにほとんどの地域で廃止されています。実は、SuicaやICOCAでも回数券のように10~15%がポイント還元されるサービスがあるので、今回はその詳細を紹介します。

紙の回数券は廃止! でもSuicaやICOCAには似たようなサービスがあった

コロナ禍の影響で、今でもテレワークが継続され、会社には週に1~2回しか行っていない人も多いでしょう。

そこで気になるのが定期券です。そもそも定期券は月の半分(15日)くらい往復すると元が取れることが多く、週に1~2回(10日)くらいしか出社しないのであれば定期券を買うと損してしまうことがあります。

そのようなわけで、テレワークを続けている人は定期券を購入せず、出社するときだけ普通にSuicaやICOCAで運賃を払っていることでしょう。

なかには、10枚買うと1枚おまけ(10%)がつく紙の回数券を購入していた人もいるでしょうが、JR西日本・JR九州では2021年9月に、2022年9月末にはJR東日本とJR東海、JR四国なども紙の回数券をの販売を終了しました(JR北海道は11月末で廃止予定)。

そこで注目したいのが回数券の代わりになるポイント還元サービスです。JR東日本のSuicaでは「リピートポイントサービス」で同一月内に同じ運賃を月10回以上支払うと10%ポイント還元されます。

JR西日本のICOCAでも同じようなサービス「利用回数ポイント」があり、15%ポイント還元される制度があります。

これなら、紙の回数券と同じように週1~2回の通勤でも、ポイントがもらえて得することができますね。そこでこのあとは、SuicaとICOCAのポイント還元サービスについて詳しく解説しましょう。

紙の回数券は廃止! でもSuicaやICOCAには似たようなサービスがあった

条件にもよりますが、テレワークで週に1~2回しか出社しないなら、定期券を買うと損する場合が多い。そのようなときでも得するにはSuicaやICOCAのポイントサービスに注目!

関東地域のSuicaは同一運賃で10回乗ると10%ポイント還元される!

関東を中心に営業しているJR東日本には、回数券によく似た「リピートポイントサービス」が用意されています。

これは、月内に同じ運賃を10回支払うと運賃1回分をポイント還元。11回以上は10%がポイント還元されるというもの(エントリー不要)。

ただし、還元されるポイントはJRE POINTになりますので、事前にJRE POINT Webサイトに登録したSuicaの残高で支払うことが条件となります。

リピートポイントサービスでは、利用週の翌週以降に1週間分の獲得ポイントがまとめて付与されますが、もらったJREポイントは、Suica残高にチャージして利用できるほか、アトレやエキュートといった駅ビルでの買い物でも利用できます。

このリピートポイントサービスが面白いのは、乗車区間が異なっても「同一運賃」であれば1回にカウントされるところです。

つまり通勤以外での乗車でも、運賃が同じ区間を利用すればカウント対象になるので、JR線を利用するときはこの条件を覚えておくといいでしょう。

●JR東日本「リピートポイントサービス」→こちら

リピートポイントサービス1

同じ運賃を月に10回支払うと(往復で5日)、運賃1回分、11回以上は10%分がポイント還元されます(画像はJRE POINT公式サイトより転載)

なお、JR東日本ではリピートポイントサービスとは別に、Suicaの残高で在来線に乗るだけでポイント還元が受けられるサービスもあります。

これは、モバイルSuicaなら1回の利用で50円ごとに1pt(2%)、Web登録済みのSuicaなら200円ごとに1pt(0.5%)還元されるというもの。

とはいえ、50円/200円に満たない場合でも、Suicaで乗車すれば必ず1ptが付与されることになっているのでお得ですね。

リピートポイントサービス2

JR東日本のJRE POINTWebサイトに登録したSuicaでは、残高で在来線に乗車するとモバイルSuicaの場合は50円ごとに1pt、カード対応のSuicaでは200円ごとに1ptが付与される制度もあります(画像はJRE POINT公式サイトより転載)

関西地域で利用されているJR西日本のICOCAでは紙の回数券代わりに「利用回数ポイント」サービスが用意されています。

利用回数ポイントでは、同一運賃区間の11回以降の利用1回ごとに、運賃の15%がポイント還元される仕組みとなっています。もちろん、ポイント還元を受けるには「ICOCAポイントサービス」への登録が必須となります。

少々ややこしいですが、もし、同一運賃区間に30回(15往復)乗ると、20回分の15%が還元されるため、実質的には10%分がポイント還元される計算になります。

注意したいのは、ICOCAでは「時間帯指定ポイント」というポイント還元サービスも実施されていることです。

これは、京阪神地区の一部区間において平日の10~17時/土・休日は終日利用が対象となり、4回目以降の利用で30%か50%がポイント還元されるサービスとなっています。

もし、時間帯指定ポイントの対象になった場合は、利用回数ポイントは適用されませんので、適用回数の計算には注意してください。

●JR西日本「利用回数ポイント」→こちら

ICOCA「利用回数ポイント」1

ICOCAでは、同一運賃区間の11回以降の利用1回ごとに、運賃の15%がポイント還元されるサービスがあります(画像はICOCA公式サイトより転載)

ICOCA「利用回数ポイント」2

時間帯指定ポイントはオフピーク制度です。京阪神地区の一部区間において、指定時間帯に利用すると、4回目以降は運賃の30~50%が還元されます(画像はICOCA公式サイトより転載)

まとめ

いかがでしょうか? 今後、コロナ禍が収束してもテレワークが定着する会社も多いのではないかと思われます。

もし、テレワークが継続されるようになれば、会社によって交通費は定期券代金ではなく、出社した日数で日割りされてしまうこともあるでしょう。

そうなった場合でも、Suicaの「リピートポイントサービス」やICOCAの「利用回数ポイント」などを利用すれば、ポイントがもらえてお得ですよね。

藤原博文
編集・ライター。長年、パソコンやスマホ、サブカル関連雑誌の編集部を渡り歩いてきた編集者。個人的に株式、投資信託、FXなどの投資活動を活発に行っているほか、クレカや電子マネー、スマホ決済アプリなどのポイ活にものめり込み、最近はマネー系の記事も数多く手掛ける。

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