ゴールドカードを年会費永年無料で入手する方法!【クレジットカード】

かつてクレジットカードで「ゴールドカード」といえば、年会費が高額でステータス性も高いものでした。しかし、最近はゴールドより上位のプラチナやブラックなどが登場したこともあり、年会費無料で持てるゴールドカードも登場しています。そこで今回は、社会人ならサイフに忍ばせておきたい、年会費永年無料のゴールドカードを5枚紹介しましょう。

実は年会費永年無料で入手できるゴールドカードがある!

年会費無料のクレジットカードは多くありますが、実は年会費無料で入手できる「ゴールドカード」があることをご存じでしょうか?

かつては高いステータス性を誇っていたゴールドカードは、海外旅行保険や空港ラウンジが使えるなど、さまざまなサービスが受けられる代わりに、年会費は数万円していました。

しかし、現在ではゴールドよりも上位ランクのプラチナやプレミア、ブラックなどが登場したこともあり、相対的にゴールドカードのステータスは下がってきているのです。

もちろん、現在でもゴールドカードはノーマルのクレジットカードに比べ、さまざまな特典が受けられますし、誰でも作れるものではなく、いくつかの条件をクリアしなければなりません。

そこで今回は、年会費永年無料で利用できるおすすめゴールドカード5枚を紹介しますが、どうすれば入手できるのか、その条件についても解説します。

かつてはステータス性の高かったゴールドカードも、現在では年会費永年無料で利用できるものもある。でも、どうすれば入手できるのだろうか?

「エポス(EPOS)ゴールドカード」は海外旅行保険が自動付帯する

マイルが発行する「エポス(EPOS)ゴールドカード」は、ノーマルカードで年間50万円以上利用するとインビテーションが届き、永年無料で利用できます。

実はエポスゴールドカードは自ら申し込むことも可能ですが、この場合は初年度の年会費5,000円が必要になり、年間50万円利用すれば翌年から年会費が永年無料となります。

エポスゴールドカードの特徴は、何といっても海外旅行保険が“自動付帯”することです。年会費無料のクレカは海外旅行の決済でクレカを使わないと保険が適用されない“利用付帯”であることが多いのですが、エポスゴールドカードなら、クレカ決済なしでも自動的に海外旅行保険が適用されます。

また、エポスゴールドカードの基本ポイント還元率は0.5%と低めですが、マルイのネット通販やマルイモディでの買い物は200円につき2ポイント(1%還元)もらえるほか、「選べるポイントアップ」で登録した3つの支払い先はポイントが3倍(1.5%)になるので、意外とお得です。

さらに、年間50万円の利用でボーナスポイントが2,500ポイント、年間100万円利用すると1万ポイントが別途付与されるほか、ゴールドカードならEPOSポイントの有効期限が無期限になります。

ただし、エポスゴールドカードの国際ブランドは「Visa」しか選べないのが少々残念ですね。

(Image:eposcard.co,jp)

エポスカードも最近流行のタテ型のシンプルなデザインに変更され、タッチ決済にも対応するようになった(画像はエポスゴールドカード公式サイトより転載)

■エポスゴールドカード

【申し込み資格】年間50万円以上の利用でインビテーションが届いた場合は永年無料/自ら申し込んだ場合は年会費が5,000円になる
【年会費】永年無料/5,000円 ※年間50万円の利用で翌年から永年無料
【国際ブランド】Visa
【ポイント還元率】0.5%(EPOSポイント)※ポイントの有効期限が無期限になる/マルイでの利用は1%還元/10%ポイントプレゼント5DAYSキャンペーンでは10%還元/選べるポイントアップショップでポイント3倍(1.5%)
【海外旅行保険】最高1,000万円(自動付帯)※賠償責任に関しては最高2,000万円
【空港ラウンジ】国内主要19空港+ハワイホノルル空港
【その他の特典】年間50万円の利用でボーナスポイント2,500ポイント(0.5%)、年間100万円の利用で1万ポイント(1%)が進呈される

●エポスゴールドカード(公式)は→こちら

こちらは筆者が利用した羽田空港のラウンジ。通常1,100円の利用料金がエポスゴールドカードなら無料で利用できる。国内のラウンジはドリンクのみの提供になるが、専用トイレが使えるしスマホの充電なども可能でくつろげる(筆者撮影)

なお、エポスゴールドカードで年間100万円利用すると、上位カード“プラチナ”のインビテーションが届きますが、実はこれが非常にお得です。

エポスプラチナカードはインビテーション時の年会費は2万円支払いますが、年間100万円以上利用するとボーナスポイントが2万ポイント(2%)も付与されるので、年会費が実質無料になると考えてもいいでしょう。

しかも、エポスプラチナカードには世界1,300カ所以上の空港ラウンジが無料で利用できる「プライオリティパス」(年会費469USドル)が無料でもらえますし、海外旅行保険が最高1億円も自動付帯します(国内旅行は利用付帯)。

海外の空港ラウンジはアルコールや食事の提供、シャワールームなども利用できて利用価値が高いので、もし、海外旅行によく行く人で年間100万円以上クレカで決済するのであれば、他社の年会費無料のゴールドカードよりもワンランク上のサービスを受けられるので、お得です。

●エポス プラチナカード(公式)は→こちら

エポスプラチナカードで年間100万円利用すると、実質年会費は無料になる。しかも、年会費469USドル(6万円以上)もする「プライオリティパス」がタダでもらえるのは大きい(筆者撮影)

日本全国にあるイオンが発行する「イオンカード」は、イオングループでの利用でポイントが2倍(1%)になったり、毎月5のつく日(5日/15日/25日)はポイントが2倍になるお得なクレカです。

そのようなイオンゴールドカードを取得するには、ノーマルカードを年間50万円以上利用して、インビテーションを受ける必要があります。

実は、以前インビテーションを受けるには年間100万円以上の利用が必要だったのですが、これが50万円に下がったことで、かなりハードルが低くなりました。

ただし、イオンゴールドカードに切り替え可能なイオンカードは以下のとおりです。イオンJMBカードやイオンSuicaカードは対象外なので注意しましょう。

■イオンゴールドカードのインビテーション対象

・イオンカード
・イオンカード(WAON一体型)
・イオンカード(WAON一体型/ミッキーマウスデザイン)
・イオンカード(WAON一体型/トイ・ストーリーデザイン)
・イオンカードセレクト
・イオンカードセレクト(ミッキーマウスデザイン)
・イオンカードセレクト(トイ・ストーリーデザイン)

イオンゴールドカードは年会費無料ですが、海外旅行保険が最大5,000万円、さらにショッピング保険が300万円と手厚く、しかも、国内空港ラウンジだけでなくイオンラウンジが無料で使えるメリットがあります(現在は新型コロナ対策で休止中)。

もし、近所にイオンがあってよく利用する人なら、是非、イオンゴールドカードのインビテーションを狙ってみてはいかがでしょうか?

(Image:aeon.co.jp)

最近流行のタテ型デザインに変わったイオンゴールドカード。旅行保険やショッピング保険が手厚く、イオンラウンジが利用できるのが大きなメリットだ(画像はイオンゴールドカード公式サイトより転載)

■イオンゴールドカード

【申し込み資格】年間50万円以上のクレカ決済でインビテーションが届く
【年会費】永年無料
【国際ブランド】Visa/Mastercard/JCB
【ポイント還元率】0.5〜1%(WAONポイント)※イオングループでの利用はポイント2倍、毎月10日はイオングループ店以外でも2倍、毎月5のつく日(5日/15日/25日)はポイントが2倍など
【海外旅行保険】最高5,000万円(利用付帯)
【国内旅行保険】最高3,000万円(利用付帯)
【ショッピング保険】最高300万円
【空港ラウンジ】国内主要6空港 ※福岡空港は国際線ラウンジも対象
【その他の特典】イオンラウンジが無料で利用できる(同伴3名まで)/イオンシネマがいつでも300円オフ/イオンカードセレクト(ミニオンズ)・イオンカード(ミニオンズ)・TGC CARDなら専用Webサイトでおチケット購入で映画料金が常に1,000円

●イオンゴールドカード(公式)は→こちら

イオンゴールドカードがあると、飲み物やおつまみ、雑誌などが置いてあるイオンラウンジが利用できる。買い物で疲れた時に利用できるのがありがたい。ただし、現在はコロナ禍で休止中だ(筆者撮影)

「セブンカード・プラス(ゴールド)」はnanacoにチャージしてポイントの2重取りも可能

「セブンカード・プラス(ゴールド)」は、イトーヨーカドーやセブン-イレブンでよく買い物をする人にオススメのクレカです。

通常は200円で1ポイントしか還元されませんが、セブンカード・プラス(ゴールド)なら、セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどでのお買い物200円につき2ポイント(1%)になります。

しかも、電子マネーnanacoにセブンカード・プラス(ゴールド)でチャージした場合は、別途200円ごとに1pt(0.5%)が付与されますので、ポイントの2重取りが可能なのです。

さらに、セブンカード・プラス(ゴールド)で年間100万円利用すると3,000ポイント、150万円利用すると1万ポイントがボーナスポイントとして付与されます。

ただし、セブンカード・プラス(ゴールド)には海外旅行保険や空港ラウンジサービスなどの特典がないので、他社のゴールドカードに比べると見劣りしますが、ショッピング保険は100万円まで補償が受けられるメリットもあります。

(Image:7card.co.jp)

セブンカード・プラス(ゴールド)は電子マネーnanacoへのチャージでもポイント(0.5%)が貯まるので、ポイントの2重取りが可能となっている(画像はセブンカード・プラス公式サイトより転載)

このようにお得なセブンカード・プラス(ゴールド)ですが、自ら加入することはできず、インビテーションでしか入手できません。しかも、その条件は公表されていないのです。

ネットで実際にインビテーションを受けた人たちの情報をまとめると、どうやらノーマルのセブンカード・プラスで年間100万円以上、あるいはセブン&アイ系列店なら60万円以上の利用があればインビテーションが届くようです。

■セブンカード・プラス(ゴールド)

【申し込み資格】年間100万円以上(セブン&アイ系列店は60万円以上)の利用でインビテーションが届くらしい(非公表・未確認情報)
【年会費】永年無料
【国際ブランド】Visa/JCB
【ポイント還元率】0.5〜1%(nanacoポイント)※セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどでのお買い物でポイント還元率が1%/毎月8のつく日(8日/18日/28日)は全国のイトーヨーカドーで5%割引になる
【ショッピング保険】最高100万円(国内は自己負担5,000円)
【その他の特典】nanacoにチャージして0.5%のポイントがもらえる

●セブンカード・プラス(ゴールド)(公式)は→こちら

(Image:nanaco-net.jp)

セブンカード・プラス(ゴールド)はnanacoにチャージすることでも200円につき1ポイント(0.5%)が還元されるのが大きい(画像はnanaco公式サイトより転載)

「三井住友カード (NL)」は、カード面にカード番号や名前などが記載されていないナンバーレス(NL)で、タッチ決済をいち早く導入したスマートなクレカです。

もっとも注目したいのは、通常のポイント還元率が0.5%なのに対し、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、ドトールなどの指定店舗で、タッチ決済を利用すると、条件なしで5%もポイント還元されることです。

しかも、三井住友カード ゴールド (NL)は、年間100万円利用すると1万ポイント(1%)が進呈されるので、ポイントはかなり貯めやすいはずです。もし、コンビニやマクドナルド、ドトールなどを毎日のように利用しているならオススメです。

また、他社のゴールドカードは1年間50万円〜100万円ほど利用しないとインビテーションが届かないことが多いのに対し、三井住友カード ゴールド (NL)は、自ら申し込めばすぐに取得できます。

初年度は年会費が5,500円必要になりますが、年間100万円利用すれば1万ポイントもらえますので、実質無料+5,000ポイントで、翌年からは年会費が永年無料になります。

また、三井住友カード ゴールド (NL)には海外・国内旅行保険が最高2,000万円つくほか、ショッピング保険が最高300万円、空港ラウンジも国内主要34空港+ハワイ ホノルル空港が利用できるなど、ゴールドカードにふさわしい特典が揃っています。

(Image:smbc-card.com)

審査はあるがインビテーション不要で、自ら申し込んで年間100万円利用すれば年会費が永年無料になる。ゴールドカードとしての特典もなかなか充実している(画像は三井住友カード ゴールド (NL)公式サイトより転載)

■三井住友カード ゴールド (NL)

【申し込み資格】学生以外の20歳以上/安定した継続収入がある
【年会費】5,500円 ※年間100万円の利用で翌年以降は永年無料
【国際ブランド】Visa/Mastercard
【ポイント還元率】0.5%(Vポイント) ※指定コンビニ、ファミレスなどで5%還元
【海外旅行保険】最高2,000万円(利用付帯)
【国内旅行保険】最高2,000万円(利用付帯)※保険は日常生活の個人賠償保険や交通事故保険、携行品保険などに変更可能
【ショッピング保険】最高300万円
【空港ラウンジ】国内主要34空港+ハワイ ホノルル空港
【その他の特典】年間100万円の利用で1万ポイント進呈

●三井住友カード ゴールド (NL)(公式)は→こちら

(Image:smbc-card.com)

特定のコンビニやファーストフードなどでタッチ決済すると5%還元される。ただし、タッチ決済でない場合は2.5%になるほか、22年12月15日以降ファミリーマートが対象外になっているのは注意(画像は三井住友カード ゴールド (NL)公式サイトより転載)

ちなみに、三井住友カード ゴールド (NL)は初年度年会費が5,500円かかるものの、2023年4月30日までに申し込むと、最大1万6,000ポイントがもらえるキャンペーンを実施中です。これなら、さらにお得にゴールドカードを取得できますね!

●三井住友カード 「キャッシュレスプラン増量キャンペーン」は→こちら

(Image:smbc-card.com)

新規入会キャンペーンの特典1は、カード入会月+2カ月後末までの利用分が15%還元(上限は1万5,000ポイント)。特典2はVポイントギフトコード1,000円分プレゼントされ、合計で最大1万6,000ポイントがもらえる(画像は三井住友カード公式サイトより転載)

「SAISON GOLD Premium」は年30万円以上の利用で最大5%還元される

「SAISON GOLD Premium(セゾンゴールドプレミアム)」は、2022年7月に登場したばかりの新しいゴールドカードです。

SAISON GOLD Premiumの特徴は、何といっても対象のコンビニやカフェで最大5%ポイント還元されることでしょう。最大5%還元されるには年間30万円以上の利用が必要ですが、もし、対象の店舗をよく利用するならポイントがザクザク貯まります。

■SAISON GOLD Premiumで最大5%となる対象店舗

・セブン-イレブン
・ローソン
・スターバックス
・珈琲館
・カフェ・ド・クリエ
・カフェ・ベローチェ

ほかにも、「選べるゴールド優待」で毎月3回映画が1,000円で楽しめる特典や、年間10万円以上の利用で最大1%ポイント還元が受けられます。

もちろん、国内の空港ラウンジが利用できるほか、海外・国内旅行保険が最高1,000万円つきますので、年会費無料ならかなりお得でしょう。

(Image:saisoncard.co.jp)

SAISON GOLD Premiumは、クレカでは日本初となるメタルサーフェスカードを採用。裏面にクレカ番号や有効期限などが記載されている(画像はセゾンカード公式サイトより転載)

それでは、SAISON GOLD Premiumの入手方法を確認しておきましょう。SAISON GOLD Premiumは18歳以上で指定金融機関に口座を持っている人なら申し込み可能です。もちろん、審査があるので誰でも取得できるわけではありません。

年会費は1万1,000円で、初年度は年会費を支払うことになりますが、年間100万円以上利用すると翌年以降は永年無料となります。

■SAISON GOLD Premium

【申し込み資格】18歳以上で連絡が可能な人/指定金融機関に口座を持っていること
【年会費】1万1,000円(年間100万円の利用で翌年以降は永年無料)
【国際ブランド】VISA/JCB/American Express
【ポイント還元率】0.5〜5%(永久不滅ポイント)※指定コンビニ・カフェで5%還元/年間50万円以上の利用で0.5%還元が最大1%還元になる
【海外旅行保険】最高1,000万円(利用付帯)
【国内旅行保険】最高1,000万円(利用付帯)
【空港ラウンジ】国内主要34空港+ハワイ ホノルル空港※福岡空港は国際線にも対応
【その他の特典】「選べるゴールド優待」で主要映画館が毎月3回まで1,000円で楽しめる

●SAISON GOLD Premium(公式)は→こちら

(Image:saisoncard.co.jp)

指定コンビニ・カフェでのポイント還元率は利用金額で変化する。年間15万円以下で2.5%、年間15万円以上で4%、年間30万円以上でポイント還元率5%となる(画像はセゾンカード公式サイトより転載)

なお、SAISON GOLD PremiumのVISAとJCBブランドについては、2023年3月31日まで新規入会で最大1万1,000ポイントがもらえるキャンペーンを実施中です。これを利用すれば初年度の年会費も実質0円になりますよ!

●セゾンカード「【新規入会キャンペーン】SAISON GOLD Premium Visa・JCBブランドをお選びの方最大11,000円相当 プレゼント」は→こちら

(Image:saisoncard.co.jp)

特典1は利用額の10%(最大8,000ポイント)、特典2は特定の支払い先で30%(最大3,000円)キャッシュバックされ、合計1万1,000ポイントもらえる(画像はセゾンカード公式サイトより転載)

まとめ

いかがでしょうか? ゴールドカードなんて自分には縁がないと思っていた人も、年会費無料で持てるとなれば、多少は興味が湧くのではないでしょうか?

ちなみに、年間50万円の支払いといっても1カ月平均では約4万1,667円ですし、年間100万円も1カ月平均では約8万3,333円です。

スマホやネット料金、ガソリン代や高速代、光熱費や税金、コンビニやスーパーでの買い物といった生活費をすべてクレカで支払うようにすれば、意外とクリアできると思いますので、是非チャレンジしてみてください!

藤原博文
編集・ライター。長年、パソコンやスマホ、サブカル関連雑誌の編集部を渡り歩いてきた編集者。個人的に株式、投資信託、FXなどの投資活動を活発に行っているほか、クレカや電子マネー、スマホ決済アプリなどのポイ活にものめり込み、最近はマネー系の記事も数多く手掛ける。

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