世の中がキャッシュレスに向けて大きく変動している昨今、さまざまな施設でキャッシュレス決済の整備がはじまっている。会計が早く、ポイントも貯まるキャッシュレス決済に乗り換える人が増えるのも仕方がないといえるだろう。とくに、日常の中で利用率の高い施設には、スマートフォン決済ができるようになっている場所が多い。そのようなスマートフォン決済が一番されているのはどのような場所なのか、さっそく調査していこう。
スマホのキャッシュレス決済は「コンビニエンスストア」での利用者が圧倒的多数!
モバイルやIT分野のマーケティングを行う「MMDLabo株式会社」は、2023年1月27日~1月31日に18歳~69歳のスマートフォン決済サービスユーザー1800人を対象に、「2023年1月スマートフォン決済利用動向調査 第2弾」を実施した。スマートフォン決済のリアルな状況がわかる調査結果の中でも、「メイン利用しているスマホ決済サービスをどのような場所で利用しているか」についての回答をみていこう。
スマートフォン決済を利用する場所として、一番多かったものが「コンビニエンスストア(59.8%)」。食事や日用品、文房具などがそろうコンビニエンスストアは、日常の中でも訪れる確率が高い場所と言えるため、回答者も多かったのではと考えられるだろう。また、コンビニエンスストアは、気軽に利用できることが利点。しかし、カバンからなかなか財布を取り出せなかったり、小銭や紙幣が中々うまく取り出せず、レジで後ろに人を待たせてしまい、焦りながら会計をするのはかなりプレッシャーだといえるだろう。
キャッシュレス決済であれば、スマートフォンの画面を見せるだけで終了するため待たせる必要がなく、気持ちもかなり楽になるといえるのではないだろうか。なおランキングは、2位が「スーパー」、3位が「ドラッグストア」となっており、やはりさまざまな物を販売するお店で用いられる傾向があるといえる。
「コンビニエンスストア」の利用者が最も利用するのは「nanacoモバイル」
同調査では、コンビニエンスストアでスマートフォン決済を利用すると回答した方に対し、「コンビニエンスストアでのスマホ決済サービス利用有無と頻度」についても集計を行った。QRコード決済では、「au PAY」が最も多く、約73%もの利用者がいた。ついで、多く票を集めたのは「d払い」で約68%の利用者がいるという結果に。3番目に多いのが「PayPay」で59%と、少々意外な結果となったといえる。
キャッシュレス決済のポイント加盟店では、カード提示後のポイントにプラスして、キャッシュレス決済利用分のポイントが付くサービスを提供しているものも多く、よりお得になるキャッシュレス決済を利用している人が多いといえるだろう。
スマホ非接触決済では、セブン-イレブンの電子マネー「nanacoモバイル」の利用者が約82%もおり、コンビニエンスストアで利用されるスマートフォン決済の中で最も票を集めるという結果となった。nanacoモバイルを利用すると、買い物分のポイントのほか、対象商品の購入で追加ポイントをゲットするチャンスがあるという。貯まったポイントはもちろん利用できるため、積極的にポイントを集めるとよいだろう。
楽だけでスマートフォン決済を選ぶのではなく、どのサービスが一番得をするのかを考えると節約にもつながる。自分の日常を見つめ直し、合うスマートフォン決済を探してみてはいかがだろうか。
出典元:【MMD研究所】