NISA利用者1,000人に聞いた、毎月の運用額 最多は”1万円未満”【MoneyGeek調べ】

現代の日本では、老後資金は2,000万円必要となると言われている。現役世代はゆくゆく給付されるであろう年金を頼りにしつつ、月々の貯蓄で必要資金を貯めていることだろう。ただ、何があるかわからないのが現代社会、そしてこれからの社会だ。国際情勢ひとつで物価や企業業績が左右され、われわれの給料にも影響が出てくる。年金についても給付される頃には額は目減りしている可能性は大いにある。先行きが不透明な資金問題に対して、NISAでの資金運用に活路を見い出す人もいる。今回、NISA利用者への調査結果が発表された。生活資金について考えている人は、ぜひ参考にしてほしい。

NISA利用者に聞いた! 証券会社選びは「手数料」が大事

NISAは毎年一定金額の範囲内で購入した特定の金融商品について、利用者が得た利益が非課税になる制度だ。通常の株式投資や投資信託では金融商品から得た利益や配当には約20%の税金がかかることから、NISAは利益が丸々手元に残るうれしい制度となっている。

4月4日、長崎県・佐賀県を中心に地域に密着したクレジットカード事業を展開するモデル百貨が発表した「NISA利用者1,000人への調査結果」では、運用の実態やNISAを利用しているからこそわかるポイントが紹介されている。回答者の半数以上は、非課税保有期間が5年間で年間非課税枠が120万円の「一般NISA」を利用しており、運用している金融商品については、株式投資信託と国内株に人気が集中していることが明らかになった。

NISA検討者には貴重な情報だ(「MoneyGeek」調べ)

NISA開始時の証券会社を選ぶ基準について、半数以上の回答者が「手数料」を重視していた。非課税が特長である以上、NISA利用者は余計な費用をかけたくないというのは当然の心理だろう。2位以降は金融商品のラインナップ、手続きの簡単さが続き、利用者ごとのニーズが多様なことがわかる結果となった。

1万円未満に抑える利用者が40%強を占めている(「MoneyGeek」調べ)

毎月の運用額からも利用者の多様性が見て取れ、5万~10万円という高額利用者が20%強いながらも、1万円未満に抑える利用者が40%強を占めており、初心者でも取っ掛かりやすい制度であることがうかがえる。

2024年スタート「新しいNISA」にも前向きな反応

NISA利用者の多くは、新NISAを併用する意思を示している(「MoneyGeek」調べ)

2024年には「新しいNISA」が導入予定だ。非課税保有期間の無期限化、口座開設期間の恒久化、年間投資枠の拡大などの特徴があり、同調査ではNISA利用者の約60%が、現行NISAと新しいNISAを併用する考えを持っており、注目度と期待値の高さを表す結果となった。

新しいNISAの登場により、個人資産を増やすためのNISA利用が活発になることが予想される。資産形成や生活資金の増加を目指したい人は、NISAについて調べてみてはいかがだろうか。

出典元:【株式会社モデル百貨/PR TIMES

※サムネイル画像(Image:oatawa / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています

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