【2023最新】ゆうちょ発行のクレカ「JPバンクカード」はどこが便利?年会費や審査も解説

ゆうちょ銀行の利用者でも「JPバンクカード」というクレジットカードを知らない方も多いのではないでしょうか。「JPバンクカード」はゆうちょ銀行発行のクレジットカードで、銀行のカードと一体型。タッチ決済やスマホ決済にも対応しており、便利なカードです。

この記事ではJPバンクカードの種類や特徴、年会費や審査、メリットとデメリットなどを徹底解説します。とくにゆうちょ銀行の利用者の方は、ぜひチェックしてみてください。

JPバンクカードはゆうちょ銀行発のクレジットカード

JPバンクカードとは、ゆうちょ銀行が発行するクレジットカードの総称。選択できるクレジットカードブランドはVISA、マスターカード、JCBがあります。

クレジットカードと銀行のカードが一体型になった便利さ

JPバンクカードは、クレジットカードと銀行のキャッシュカードが一体になっています。

クレジットカードと銀行のカードが一体型になった便利さ

JPバンクカードは一枚のカードで、ゆうちょ銀行の口座を管理したり、ATMでお金を引き出したりできます。またクレジットカードの支払い方法も、口座振替や口座引落しを選ぶことができます。これにより、手間や手数料を節約できます

JPバンクカードの種類と特徴

JPバンクカードには大きく分けて4つの種類があり、それぞれ選べるクレジットカードブランドやクレジットカード単体型にできるかが異なります。

JPバンクカードの種類と特徴

ゆうちょ銀行発行のクレジットカード「JP BANK カード」には、一般カード(左下)、29歳以下の若者向けカードであるVISAブランドのALente(左上)とJCBブランドのEXTAGE(右上)、ゴールドカード(右下)の4つの種類があります。一般カードとゴールドカードはVISA・MASTER・JCBの3つの国際ブランドから選択できます。一般カードとゴールドカードではVISA・MASTERブランドのみキャッシュカード機能なし(クレジットカード単体型)が選べ、総数12種類ものラインナップとなっています

(画像引用元:ゆうちょ銀行公式サイト

JPバンクカードの種類 利用できるクレジットカードブランド 申込対象者
一般カード VISA、MasterCard、JCB 【VISA/MasterCardブランド】
高校生を除く満18歳以上で本人・配偶者に安定収入がある人
【JCBブランド】
満18歳以上で本人または配偶者に安定収入がある人または、高校生を除く満18歳以上の学生
ゴールドカード VISA、MasterCard、JCB 【VISA/MasterCardブランド】
満25歳以上で安定収入がある人(家族会員は満18歳以上)
【JCBブランド】
満20歳以上で安定収入がある人(家族会員は満18歳以上)
ALente(アレンテ) VISA 高校生を除く満18歳以上、29歳以下の人(家族会員は満18歳以上)
EXTAGE(エクステージ) JCB 満18歳以上29歳以下で、本人または配偶者に安定収入がある人
または、高校生を除く満18歳以上29歳以下で学生(家族会員は満18歳以上)

Apple Pay・Google Payなどスマホ決済にも対応

JPバンクカードはApple PayやGoogle Payなどスマホ決済に対応しており、電子マネーのiDも発行可能。「iD」とは、スマートフォンやICチップ付きのカードでタッチするだけで支払いができる電子マネーのことです。

Apple Pay・Google Payなどスマホ決済にも対応

VISAやMasterCardブランドで発行した場合、Apple PayやGoogle Payに登録してiDとしても利用可能です。JCBブランドで発行すると、QUICPayが使えます

JPバンクカードの審査は厳しい?申し込み方法や必要書類

JPバンクカードの審査は信販会社とゆうちょ銀行の双方で行われるため、信販会社のクレジットカードよりも厳しいと言われています。

その中でもJPバンクカードの中でもゴールドカードは、申込対象者が25歳以上もしくは20歳以上で、そして安定した収入が必要。もっとも審査基準が厳しいカードといえます。

なお、ゆうちょの総合口座およびキャッシュカードを持っていることは、申し込みの必須条件。審査の際にこの点は優遇されません。

申し込み方法や必要書類について

JPバンクカードの申し込み方法はインターネット申し込みと店頭申し込みがあります。

なお、ゆうちょの総合口座およびキャッシュカードを持っていない方は、JPバンクカードを申し込むことができません。ゆうちょ総合口座開設の手続き後に、改めてJPバンクカードへ申し込む必要があります。口座開設には、運転免許証などの本人確認書類、お届け印が必要です。

JPバンクカードの年会費やポイント、還元率について

JPバンクカードの年会費やポイント、還元率についてカード種別ごとにまとめました。

カード名 ブランド カード発行形態 年会費(税込) ポイント還元 入会資格
JP BANK VISAカード ALente(アレンテ) VISA キャッシュカード一体型 初年度:無料
翌年度以降:1,375円
1,000円ごとに1ポイント 満18歳~29歳の方限定(高校生不可)
JP BANK VISAカード/マスターカード(一般カード) VISA、MasterCard ・キャッシュカード一体型
・クレジットカード単体型
初年度:無料
翌年度以降:1,375円
1,000円ごとに1ポイント 満18歳以上(高校生不可)
JP BANK VISAカード/マスターカード ゴールド VISA、MasterCard ・キャッシュカード一体型
・クレジットカード単体型
11,000円 1,000円ごとに2ポイント 満25歳以上で安定した収入のある人
JP BANK JCB カード EXTAGE(エクステージ) JCB キャッシュカード一体型 新規入会後5年間年会費無料
※初回更新時までに退会した場合、カード発行手数料2,200円がかかる
1,000円ごとに1ポイント ・満18歳~29歳以下で本人・配偶者に安定収入がある人
・満18歳以上29歳以下の学生(高校生不可)
JP BANK JCB カード JCB キャッシュカード一体型 初年度:無料
翌年度以降:1,375円
1,000円ごとに1ポイント ・満18歳以上で本人・配偶者に安定収入がある人
・満18歳以上の学生(高校生不可)
JP BANK JCB カード ゴールド JCB キャッシュカード一体型 11,000円 1,000円ごとに2ポイント 満20歳以上で安定収入がある人

なお、「JP BANK VISAカード ALente」や「一般カード」では翌年以降年会費が1,375円かかりますが、直近1年間の買物累計回数が1回以上で、入会翌年度も年会費が無料になります。
また、ポイント還元率については利用金額に応じてボーナスポイントが付与されるなど、カードによってさまざまなキャンペーンが行われています。

JPバンクカードのメリットとデメリットを比較

JPバンクカードのメリットとデメリットを比較しました。

メリット:セキュリティが高くカードを1枚にまとめられる

JPバンクカードはICチップ搭載のクレジットカードのため、セキュリティ面でも安心。また、「JP BANK カード WEB安心サービス」という補償制度があり、不正被害に遭っても届出日から60日前にさかのぼって100万円を限度に補償されます。

さらに先述した通り、キャッシュカードとクレジットカード一体型のカードを発行すれば、財布の省スペースに役立ちます。

デメリット:ポイント還元率や年会費

クレジットカードのポイント還元率は、一般的に0.5%~1.0%程度が平均的な還元率であり、1.0%以上が高還元率と言われます。JPバンクカードのポイント還元率は比較的低め。

また、一般カードは年会費を無料にするハードルが低いものの、ゴールドカードは利用額に応じて年会費が安くなっても無料にはできません。

JPバンクカードを解約する方法と注意点

JPバンクカードを解約する場合は、ゆうちょ銀行・郵便局の貯金窓口(簡易郵便局を除く)での手続きが必要です。郵送や電話での手続きはできません。

解約の際に窓口に持参する必要書類は以下の通りです。

・JP BANK カード
・通帳(ゆうちょダイレクト+利用者で、単体型カードの利用者は併せてキャッシュカードも)
・お届け印
・本人確認書類

なお「JP BANK JCB カード EXTAGE」を利用している場合、入会から5年経過後までに解約すると、カード発行手数料として2,200円(税込)がかかるので注意してください。

JPバンクカードを再発行する方法と手数料、再発行時の注意点について

JPバンクカードを紛失した場合や盗難に遭った場合は、再発行できます。まずは電話またはWebの「紛失盗難受付」へ連絡し、カード停止の手続きを行いましょう。

JPバンクカードの再発行は、ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口(簡易郵便局を除く)にて手続きが必要です。カードの停止が済んでいる場合、Webからも再発行の手続きができます。
再発行手数料は本会員カードの場合、ゴールドカードなら無料、一般カード、ALente、EXTAGEは1,100円かかります。

停止手続きをした後は、カードが発見された場合でも、停止の解除を行うことはできないので注意しましょう。

まとめ

今回はゆうちょ銀行が発行するクレジットカード「JPバンクカード」について解説しました。一般カードなら初年度の年会費無料でポイントが貯まり、キャッシュカードと一体型でタッチ決済もできる上、 最大10,000円のキャッシュバックや還元率アップなどお得なキャンペーンも開催中です。ゆうちょの総合口座を持っている人には、ぜひ一度検討してもらいたいクレジットカードです。

※サムネイル画像は(Image:「ゆうちょ銀行」公式サイトより引用)

オトナライフ編集部
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