コロナ禍もあけて世間的に開放的になりつつある、今日この頃。新年度を前に大企業を中心に大幅な昇給や高水準の初任給を発表し、景気も上向きつつあると思いたいところだが、明るい兆しが感じられない生活を送る人もいるはずだ。どれほど景気が悪くても、人は空腹になり、物欲がふくらみ、寝食のための住まいが必要になる。そうした金銭面で苦しい人たちが、頼みの綱としていたるのが「借金」だろう。その主な理由は、そして借金した額はいくらになるのか。最新の調査データを紹介したい。
借金理由の第1位は「生活費」! なかには考え物の理由もちらほら……
4月10日、ウェブスターマーケティングが借金に関する調査結果を発表した。同社が運営する金融情報メディア「いつのマニー」上で、過去に借金経験のある男女322人にアンケート調査した情報となる。
借金した理由について、第1位になったのは「生活費」で92人の票を集めた。リーマンショックに起因する不況がはじまり10年以上、景気の低迷期が続いただけに日々の暮らしに困る人が多数いることは容易に想像できる。先進国としての立ち位置にありながら、陰では貧困に苦しむ人々がいるという、日本の現状を色濃く映している結果と言えるだろう。
その一方で、第2位には「ギャンブル」がランクインした。ニュースや芸能人のエピソードで耳にする理由だが、社会全体に娯楽で借金する人が一定数いることがわかった。同調査ではギャンブラー特有の「もう少しお金をかければ負けを取り返せる」という心理を紹介しており、夢中になると借金をもいとわない心理になるのは注意が必要だ。
3位以下は「住宅の購入」、「車の購入」、「ショッピング」が続き、高額な買い物時に借金する傾向にあることがわかった。借金といっても、複数年にわたり返済するローンという見方もできるだけで、計画的な使途であれば借金は有効な資金調達方法と言える。
100万~200万の借金額がメインボリュームに
借金金額のアンケートについては、「100万~200万円未満」が60人でトップとなった。2位以下は5万円~100万円未満の範囲内でまんべんなく分布しており、同社は生活費の足しとして少額で借りる人が多いからだと分析している。
なかには「騙された」という理由で借金したという回答もあった。交際相手・知人に騙された、ねずみ講に誘われたことで100万円以上借金した経験者もおり、決して他人事ではないことがよくわかる。真っ当な買い物であっても、お金のやりとりをする以上しっかりと責任を持つ必要がある。借金をする場合にならなおさら、熟考したうえで決断するべきだ。